ジレット主審の判定に不服な表情を浮かべるロメロ [写真]=Getty Images
トッテナム・ホットスパー(スパーズ)に所属するイングランド代表MFジェームズ・マディソンが、自チームに不利な判定への不満をぶちまけた。13日にイギリスメディア『BBC』が伝えた。
マディソンは現在ひざのケガで長期離脱中。13日のウェストハム戦でも司令塔を欠いたスパーズは、19分に右からのコーナーキックにクリスティアン・ロメロが頭で合わせてゴールネットを揺らした。しかし、味方のミッキー・ファン・デ・フェンがペナルティエリア内で相手を背中から押して倒したとして、ジャレッド・ジレット主審は得点を認めず。VARのジョン・ブルックス審判員もジレット主審の判定を支持した。
しかし、リプレイ映像では、ウェストハムのGKマッズ・ハーマンセンがマテウス・フェルナンデスを押し、その衝撃でファン・デ・フェンが後ろから押され、結果的にカイル・ウォーカー・ピータースと接触したように見えた。マディソンは賛否分かれる判定について、自身の公式X(@Madders10)を通じて、「正直言って、今シーズン初めの審判とVARはマジでひどいね。あのゴールがファウルで取り消されるなら、今後コーナーキックが審判の笛なしに蹴られることは絶対にないだろう」と不満を綴った。
Honestly the referees & VAR have had an absolute shocker of a start to the season. If that goal is disallowed for a foul you will never ever see a corner be taken without referee blowing for something ever again🫣🤷🏻♂️
— James Maddison (@Madders10) September 13, 2025
『BBC』の番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」に出演した元ウェールズ代表DFアシュリー・ウィリアムズ氏も「ウェストハムのGKが味方をミッキー・ファン・デ・フェンに押し込み、ファン・デ・フェンがカイル・ウォーカー・ピータースと衝突した。しかし、トッテナムの選手は接触を仕掛けたわけではない。何度も映像を確認したが、彼がウォーカー・ピータースを押して倒した様子は全く見られない」と判定に懐疑的な見解を示した。
「主審がピッチ上で判定を下したため、VARは介入を躊躇したが、それ(判定への介入)がVARの存在意義だ。より多くのゴールが認められるべきであり、この判定は誤りだ。もどかしいね」
なお、スパーズは得点取り消し後にパペ・マタル・サール、ルーカス・ベリヴァル、ファン・デ・フェンがゴールを挙げ、後半に退場者を出したウェストハムを3-0で下した。マディソンが不在の中でもトーマス・フランク監督の指揮下で3勝目を挙げたスパーズは、16日にチャンピオンズリーグ初戦でビジャレアルとホームで対戦する。
By サッカーキング編集部
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