チェルシー加入が決定したGKヨルゲンセン [写真]=Getty Images
チェルシーは30日、ビジャレアルからデンマーク人GKフィリップ・ヨルゲンセンを完全移籍で獲得したことを発表した。
発表によると、2031年6月30日までとなる7年契約を締結。なお、移籍金は明らかになっていないが、イギリスメディア『BBC』によると、2070万ポンド(約41億円)の移籍金で両クラブは合意に達したという。
チェルシーには、スペイン代表GKロベルト・サンチェスとセルビア代表GKジョルジェ・ペトロヴィッチという2人の守護神が在籍しており、昨季はサンチェスが正守護神としてスタートしたものの、一度負傷離脱してからはサンチェスが復帰した後もペトロヴィッチが主に起用される状況になっていた。
それでも、今夏に新しく就任したエンツォ・マレスカ監督はボールを後ろから繋ぐサッカーを基本としていることから、足下の技術に長けたGKを起用することを望んでおり、現時点ではサンチェスが守護神として起用される見込みとなっている。一方のペトロヴィッチは足下の技術に不安を抱えているため、同監督はサンチェスと争える守護神の獲得を要望し、ヨルゲンセン獲得に至ったようだ。
2002年4月16日生まれで現在22歳のヨルゲンセンは、身長190センチメートルのGK。デンマークやスペインのクラブの下部組織を渡り歩いた後、2017年にビジャレアルの下部組織に加入し、2020年10月にトップチームデビューを果たした。2023-24シーズンは守護神の座を掴み取り、公式戦37試合に出場していた。
移籍が決定したヨルゲンセンはチェルシーのクラブ公式サイトで「みんなと知り合って監督のプレースタイルを学んで、新シーズンに向けて準備するためにもできるだけ早く参加することが僕にとっては重要だった」とコメントをしながら、次のように続けた。
「この12カ月の成果にはとても満足している。自分はとても自信を持っているし、資質についても理解している。幸運にもスペイン最大の舞台で自分を見せられる機会に恵まれ、今度は世界最大のクラブの一つでそれを披露する機会に恵まれてとても幸せだ」
「子どもの頃、ペトル・チェフをたくさん見ていたから、チェルシーを見るのが好きだった。だから、チェルシーは僕のお気に入りのチームの一つだったよ」
また、サンチェスらとのポジション争いについて聞かれたヨルゲンセンは「ロベルト・サンチェスは僕が住んでいたスペインの代表チームにいたし、ブライトンや今のチェルシーにいる頃から彼を少し追いかけていた。彼がとても優秀なGKであることは知っている。お互いに学んで一緒に最高のパフォーマンスを発揮できればと思う」と意気込みを語った。
なお、負傷の影響でペトロヴィッチがアメリカツアーの帯同メンバーから外れている状況のなか、ヨルゲンセンは早速トップチームに合流し、練習に参加していることも明らかになっている。
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By サッカーキング編集部
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