今季絶望となったラヴィア [写真]=Getty Images
チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、今季絶望となったベルギー代表MFロメオ・ラヴィアに言及した。28日、クラブ公式サイトが伝えている。
現在20歳のラヴィアはアンデルレヒトのアカデミーから2020年7月にマンチェスター・シティの下部組織に加入した。2021年9月にはトップチームデビューを果たし、通算2試合に出場したものの、出場機会を求めて2022年7月にサウサンプトンに完全移籍。2022-23シーズンはハムストリングの負傷により離脱する時期もあったものの、公式戦34試合に出場した。また、昨年3月に行われた国際親善試合のドイツ代表戦では、記念すべきベルギー代表デビューも飾っていた。
昨季サウサンプトンが降格したことでラヴィアには多くのクラブから関心が寄せられていたなか、チェルシーが争奪戦を制して総額5800万ポンド(約111億円)と見られる移籍金で獲得に成功した。しかし、加入早々の練習中に足首を負傷して出遅れると、昨年12月28日に行われたプレミアリーグ第19節のクリスタル・パレス戦に途中出場を果たし、デビューを飾ったものの、この試合でハムストリングを負傷してしまい、再び離脱していた。
復帰時期には注目が集まっていたが、チェルシーは27日に回復が遅れているため、ラヴィアは今シーズンの残り試合を欠場することを発表した。
チェルシー加入1年目のシーズンはわずか1試合(32分間)の出場に終わってしまったラヴィアについてポチェッティーノ監督は「彼にとっては本当に困難な状況であり、もちろん彼は悲しくて幸せではない。新しいクラブに来たのに30分しかプレーできていないのだからね」と語りながら、次のように続けた。
「サッカーでは時々、起こることだ。クラブが彼と契約した時、彼は問題を抱えてサウサンプトンからやってきた。それでも、今はサウサンプトン時代とは別の問題だ。9カ月間で私たちと一緒にトレーニングをしたのは数週間だけだった。到着した時はトレーニングができず、始めたら足を負傷してしまった」
「その後、数週間一緒にトレーニングをした後、ウルヴス(ウルヴァーハンプトン)戦で起用可能となったが出場せず、クリスタル・パレス戦で30分プレーをして大腿四頭筋を負傷してしまった。そして、12月以降は一緒にトレーニングをする機会もなかった」
「これは本当に悲しいニュースだ。なぜなら、新しいクラブに加入した選手は常に活躍してチームを助けたいと思っているからね。今はプレシーズン、次のシーズンを待って彼が起用可能になることを待つ必要がある。もちろん、私たちは彼がプレシーズンに出場できるように、そして来シーズンに真の力を発揮できるように手助けをするつもりだ」
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By サッカーキング編集部
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