リヴァプールへの移籍が報じられている遠藤航[写真]=Getty Images
リヴァプールがシュトゥットガルト所属に所属する日本代表MF遠藤航の獲得を目指す理由を、17日にイギリス『スカイ・スポーツ』が報じた。
同メディアは、「リヴァプールが、エクアドル代表MFモイセス・カイセドとベルギー代表MFロメオ・ラヴィアの獲得を逃した後に、現在30歳の遠藤航の獲得をするのは苦肉の策と思われるかもしれない」とした上で、「シュトゥットガルトのキャプテンは、世間を驚かせる若手選手ではないが、ファビーニョ、ジョーダン・ヘンダーソン、ジェイムズ・ミルナーの退団を考えると、リヴァプールにとって賢明な選択肢と考えられる」と指摘。チームを去ったベテランたちに代わる存在になると伝えている。
続けて、2020年に現役を引退した元シュトゥットガルトのレジェンドであるマリオ・ゴメスの「彼は本当に素晴らしい選手だ。自分はいつもコーチに、4対4のトレーニングで遠藤と同じチームにして欲しいとお願いしていた。なぜなら、彼と一緒にプレーすれば絶対に負けないからだ。彼はチームスポーツのお手本のような選手だ」というコメントを引用し、常に練習に全力で臨む姿勢と、その能力が高く評価されていることを紹介した。
また、遠藤が「ブンデスリーガの過去3シーズンで、200回のタックルを行ったわずか3人の選手のうちの1人であり、ピッチ中央で400回ボールを奪い返したわずか2人の選手のうちの1人である」ことを説明した上で、攻撃的なMFアレクシス・マック・アリスターを中盤の底で起用するなど、同ポジションでプレーできる守備力のあるMFを必要とするリヴァプールにとって、中盤に加えてサイドバックとしてもプレーできる遠藤が適任であると主張した。
さらに、遠藤が昨シーズン記録したパス成功数(1164本)、ファイナルサードでのパス成功回数(302回)、オープンプレーからチャンスを創造した回数(46回)、スルーパス成功数(5本)などの統計データを示し、そのいくつかの数値はブンデスリーガでトップクラスであったことを説明。特に昨季は、遠藤より多くオープンプレーからチャンスを作った選手が4人しかいないことなどを例に挙げ、ただの守備的な選手ではなく、攻撃面にも長けていることを伝えている。
最後に、遠藤が昨シーズンのブンデスリーガにおいて、ファイナルサードで22回ボールを奪い返し、カウンター攻撃から2得点、ボックス外から3ゴールを決めていることも追記した上で、ケガによる長期離脱がないことも指摘。遠藤が安全で堅実な選手であることを強調した。
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By サッカーキング編集部
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