今季プレミアの監督解任第1号となったボーンマスのパーカー前監督[写真]=AFC Bournemouth via Getty Images
ボーンマスは30日、スコット・パーカー監督の解任を発表した。
オーナーのマキシム・デミン氏は、以下のように声明を出している。
「スコットと彼の率いるチームが、我々と過ごした間の努力に感謝の意を表したい。昨シーズン、プレミアリーグに昇格したことは、我々の歴史の中で、最も成功したシーズンの1つとして、常に記憶されるだろう。しかし、チームとして、そしてクラブ全体として進歩し続けるためには、クラブを持続的に運営するための戦略に同調することは絶対だ。また、お互いを信じ、尊重し合わなければならない。それが、最近の歴史の中でこのクラブを多いに成功に導いたアプローチで、我々がここからその方向性を変えることは無いだろう。そして、新たな監督の選定もすぐに始める予定だ」
パーカー氏は現在41歳。現役時代はウェストハムやトッテナム、フルアムなどで、主にMFとしてプレーしていた。引退後は指導者の道に進み、2018-19シーズンからはフルアムのアシスタントコーチに就任。当時チームを率いていたクラウディオ・ラニエリ監督の解任に伴い、2019年2月28日に監督へと昇格。そのシーズンには降格となってしまったが、翌シーズンには昇格プレーオフを制してプレミアリーグ復帰を果たした。2021年6月末で退任し、昨シーズンからボーンマスの監督に就任。古巣に次ぐ2位でプレミア自動昇格を果たした。しかし、今季は開幕のアストン・ヴィラ戦こそ勝利したものの、“ビッグ6”との3連戦で3連敗・16失点と悪い流れを止められず。直近のリヴァプール戦では0-9の大敗を喫していた。
なお、当面はトップチームのコーチを務めるゲーリー・オニール氏が暫定的にチームの指揮を執り、ショーン・クーパー氏とトミー・エルフィック氏がアシスタントとしてサポートすると同クラブは併せて発表している。
By サッカーキング編集部
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