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試合中の心停止から2年半…ムアンバ氏がゾンビ姿でハロウィン祝う

2014.11.03

現在は解説者などを務めているムアンバ氏 [写真]= The FA via Getty Images

 心臓発作により2012年に現役を引退した、元ボルトンのファブリス・ムアンバ氏が、ゾンビ姿でハロウィンを祝った。2日付のイギリス紙『デイリーメール』など各紙が報じている。

 2012年3月に行われた、FAカップ準々決勝のボルトン対トッテナムの試合で事件は起きた。前半途中にピッチ上に倒れ込んだムアンバ氏は心停止状態に陥り、実に78分ものあいだ生死の境目を彷徨った。同氏の回復を願う世界中のサッカーファンや選手が祈りのコメントを寄せ、驚異の回復力を見せたムアンバ氏はなんとか一命をとりとめることができた。同年8月には、残念ながら医師の勧めもあり、現役を引退することとなったが、この一件は多くのサッカー関係者に、現行の過密日程について議論させるきっかけを生んでいた。

 10月31日、元イングランド代表FWエミール・ヘスキー夫妻のハロウィンパーティーに参加したムアンバ氏は、妻のショーナさんとともにゾンビの新郎新婦の姿で会場に現れ、「戻ってくる」と記された墓石の前で記念撮影。死の淵から這い上がった男は、自らがゾンビ姿になるというジョークで友人を笑わせた。

 現在ムアンバ氏は、スポーツジャーナリストの勉強のために、スタッフォードシャー大学でジャーナリズムを専攻しながら、テレビなどで試合の解説者を務めている。また並行して、ショーナさんとともにカリブ料理の調味料を取り扱う会社の経営を行っていると伝えられている。

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