リヴァプールでスアレスとともにプレーしたジェラード [写真]=Getty Images
リヴァプールのキャプテンを務めるイングランド代表MFスティーヴン・ジェラードが、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの移籍に理解を示している。イギリスメディア『スカイ・スポーツ』が、ジェラードのコメントを掲載している。
スアレスは昨シーズンのプレミアリーグで33試合に出場し、31ゴールをマークして得点王を受賞。2位となったチームの大きな原動力となり、PFA(プロフットボール選手協会)の年間最優秀選手に選出された。しかし、今夏の移籍市場では、バルセロナが7500万ポンド(約130億円)の移籍金を支払い、新シーズンからプレーの場をスペインに移している。
ジェラードは、エースの移籍に失望の様子を隠せないと話しながらも、ビッグクラブでプレーしたいというスアレスの思いには理解を示している。
「ルイスがリヴァプールにやってきた初日から、いつかはレアル・マドリードやバルセロナでプレーしたいと言っていた。多くの人たちは、彼がここに残るべきだったと思っているかもしれないね。でもそれは仕方がないことなんだ」
「僕にとっては、リヴァプールでプレーすることが何よりも夢だった。でも外国人選手はレアル・マドリードやバルセロナのようなクラブでプレーしたいと思う。残念ながらそれが事実だ。彼が移籍を決断して残念に思っている。でも彼には幸せになってほしいと思っているよ」
昨夏は、スアレスに対してプレミアリーグのライバルチームであるFW宮市亮所属のアーセナルがオファーを出したという噂が報じられた。当時のジェラードは、アーセナルへの移籍だけは断固として反対していたようだ。
「彼自身はアーセナルへの移籍に興味を持っていた。だから僕は『アーセナルだけには行かないでくれ』とお願いしたんだ。そして『このチームで30ゴールを取って、PFAの年間最優秀選手になれば、バルサやマドリードからオファーが来るだろう』と言った」
(記事/超ワールドサッカー)