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ラピード・ウィーン、直接対決ドローでEL敗退…北川は途中出場で2戦連発ならず

2020.12.11

ラピード・ウィーンに所属するFW北川航也(写真は11月1日のアルタッハ戦)[写真]=Getty Images

 ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ最終節が10日に行われ、FW北川航也が所属するラピード・ウィーンはホームでモルデと対戦した。前節のアーセナル戦でEL初得点を記録した北川はベンチスタートで75分から途中出場したが、EL2試合連続ゴールは逃した。

 グループB・3位のラピード・ウィーンと勝ち点3差で2位につけるノルウェー王者のモルデによる2位通過をかけた直接対決。ラピード・ウィーンは突破に2点差以上での勝利が必要だったが、試合はアウェイのモルデが先手を取った。12分、マグヌス・ウォルフ・エイクレムがペナルティエリア左でパスを受けると、鋭い切り返しで2人を翻弄し、右足シュートを沈めて先制点を奪った。

 だが、ラピード・ウィーンも前半のうちに反撃が実る。43分、トルステン・シックが右サイドから折り返すと、エリア前中央で受けたマルセル・リッツメイヤーが左足を丁寧に振り抜き、鮮やかなミドルシュートをゴール左隅に突き刺して同点に追いついた。

 1-1で折り返した試合は後半開始直後に再び動いた。46分、モルデは敵陣でボールを奪って素早く攻め込むと、最後はウォルフ・エイクレムがエリア中央から右足シュートを流し込んで勝ち越しゴールを挙げた。

 あと3点が必要なラピード・ウィーンは75分にエルジャン・カラを下げて北川を投入。すると83分、シックがエリア右に抜け出して冷静に折り返すと、中央の北川が合わせたが、シュートは惜しくも相手GKの好セーブに阻まれた。

 ラピード・ウィーンは90分、ミリ・イブラヒモグルーがエリア前からミドルシュートを放つと、相手DFに当たったボールがゴール左隅に吸い込まれて同点に追いついた。しかしラピード・ウィーンの反撃はここまで。直接対決は2-2の引き分けで終わり、2点及ばなかったラピード・ウィーンはEL敗退が決定。モルデが2位を守り、グループステージ突破を決めた。

 決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会は14日に行われる。

【スコア】
ラピード・ウィーン 2-2 モルデ

【得点者】
0-1 12分 マグヌス・ウォルフ・エイクレム(モルデ)
1-1 43分 マルセル・リッツメイヤー(ラピード・ウィーン
1-2 46分 マグヌス・ウォルフ・エイクレム(モルデ)
2-2 90分 ミリ・イブラヒモグルー(ラピード・ウィーン

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By サッカーキング編集部

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