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D・アウヴェス、古巣バルセロナ撃破に「ほろ苦い後味が残っている」

2017.04.21

古巣のバルセロナと対戦した(左)D・アウヴェス [写真]=Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でバルセロナを撃破し、決勝で敗れた2年前のリベンジを果たしたユヴェントス。当時はバルセロナの一員、今回はユヴェントスの一員として戦ったブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスが、対戦を終えての複雑な心境を告白した。

 11日にホームで行われたファーストレグに3-0で快勝したユヴェントスは、19日にアウェイで行われたセカンドレグを0-0のドローに持ち込み、2試合合計スコア3-0として準決勝に進出。試合後のインタビューで「想像していた通り、厳しい試合になった」と振り返ったD・アウヴェスは、勝ち上がりに満足感を表す一方で、昨シーズンまで在籍したチームを敗退に追いやる辛さを説明した。

「自分のチームやチームメイトの事を考えれば幸せだ。その一方で、ほろ苦い後味も残っている。たくさんの良い思い出に恵まれたスタジアムに戻り、友人が悲しむ姿を見るというのは、本当に奇妙な感覚だ。彼らの事を考えると心が痛むけれども、これも僕らの職業の一部だ。もし逆の立場だったら、彼らが僕のために心を痛めていることだろう」

 タイムアップ後にはピッチで泣き崩れるバルセロナのブラジル代表FWネイマールを抱擁して慰めたD・アウヴェスは、ブラジル代表では今でもチームメイトである友人に掛けた言葉の内容を明かした。

「不幸にも僕たちは対戦することになってしまった。一緒に過ごして来た彼らとは当たりなくなかった。しかし、試合ではそういった感情は外に追いやらなければならない。今日はそれぞれが自分のチームのために戦った。だから、ネイマールは悲しむ必要はない。たかが1度の敗退であり、これからも先に進んで行かなければならないのだから」

 D・アウヴェスは一方、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、モナコのいずれかと対戦することになる準決勝については、相手の希望はないとの意思を表している。

「僕たちが希望していたのは準決勝に進むことであり、それは達成できた。僕らは着実に目標に近付いている。ここまで来たらもう相手は選べないし、どこと当たるかは関係ない。ベスト4に残ったチームは全て実力で勝ち上がって来たので、しっかりと準備をしなければならない」

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