韓国代表の醜聞が止まらず… [写真]=Getty Images
韓国サッカー協会(KFA)は13日、一部報道に対する声明を掲載した。
先のアジアカップで、64年ぶりとなる大会優勝を目指したものの、準決勝で涙を呑んだ韓国代表。しかしその後、大会期間中に主将FWソン・フンミン(トッテナム/イングランド)と、若手の代表格であるMFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン/フランス)が衝突したこと、ユルゲン・クリンスマン監督の求心力が低下していたことなど、チームの内情が明るみとなり、多くのサポーターから非難が噴出。最終的に、KFAはクリンスマン監督を解任し、チームの刷新化に乗り出していた。
だが、“アジアの虎”の醜聞はこれだけではなかった。今度は、アジアカップ直前のキャンプ中に選手とKFAの職員が金銭を賭けたトランプに興じていたことが発覚。宿舎のリラックスルーム内で、未明まで行われていたと報じられている。
そうした中で13日、KFAは一部報道に対する声明を掲載。「調査の結果、事実であることが判明した。不適切な行為であったと判断している」と認めつつ、「活動期間が長い大会(ワールドカップやアジアカップなど)に参加する際は、宿泊施設内に選手が自由に過ごせる休憩室を設置しており、今大会もプレイステーションやカラオケ、トランプなどを利用できた。選手たちは、練習後にドリンク代の少額を賭けたゴールバー当てゲームなどをするが、それと同様なことが行われていただけで、賭博的な行為とは異なると認識している」と主張した。
ただ一方で、「当該設備は選手のみが利用できるものであり、その空間に職員が同席したことは遺憾」とした上で、「選手たちが最大限集中できるように、大会期間中の接触は極力避けるべきという方針がチーム内に示されていたが、当該者の行為はそれに違反するもので、不適切な業務運営と見なしている。よって、2月20日の人事委員会にて、当該者の職を解くことを決定した。また今後、さらなる調査を行い、追加の処分を科す予定」と発表している。
By サッカーキング編集部
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