ファンやメディアに共闘を呼びかけたソン・フンミン [写真]=Getty Images
韓国代表FWのソン・フンミンが、自国のファンやメディアに向け共闘を呼びかけた。26日、韓国紙『スポーツソウル』が同選手のコメントを伝えている。
アジアカップ・グループE第3節が25日に行われ、韓国代表はマレーシア代表と対戦した。試合は、21分にチョン・ウヨンの得点で韓国代表が先制したものの、51分と62分に失点を喫して、マレーシア代表に逆転を許してしまう。その後は、イ・ガンインの直接フリーキックとソン・フンミンのPKで再び逆転に成功したが、このまま勝利かと思われた90+15分にロメル・モラレスから同点弾を奪われ、試合は3-3で終了した。
同時キックオフとなったヨルダン代表vsバーレーン代表の一戦は、バーレーン代表が勝利したため、韓国代表は2位での決勝トーナメント進出が確定。試合後のインタビューに応じたソン・フンミンは、「受け入れがたい結果だ。マレーシアは最後まで諦めなかった」と悔しさを口に。続けて、「失望したが、重要なのは僕たちがベスト16に進出したことだ。トーナメントはこれからだ」と今後の戦いに決意を述べている。
また、「トーナメントを迎える前に記者の皆さんと話したかった」と切り出すと、「選手たちを揺さぶらないでほしい。選手を守ってほしいという言葉をぜひ伝えたい」と自身の思いを吐露。苦しい戦いが続く韓国代表に対し、国内から厳しい批判が向けられている現状について、「僕は記者と話す機会がなかった。今がチャンスだ。多くのファンもソーシャルメディア上で度を越えた発言をしている。残念だ。家族がいて、仲間、友達がいるのに、そんなことを言われると心が痛む」と胸の内を明かし、「サッカー選手である前に、僕たちも人間だ。選手たちも満足してもらうために最善を尽くしている。選手を大切にしてほしい。どうかよろしくお願いします」と共闘を呼びかけた。
By サッカーキング編集部
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