シンガポールカップの予選に臨んでいるアルビレックス新潟シンガポール(アルビS)が、ヤングライオンズとホームで対戦。ここまで1分け1敗でのスタートとなっており、今節は是が非でも勝利がほしいところ。
1カ月ぶりの公式戦となったアルビSは、センターバックに川地功起と高橋亮を起用し、左サイドハーフには深代陸が名を連ねた。そのアルビSは、開始から積極的に前からプレスをかけ、ペースを握っていく。11分には、中盤でボールを奪った横山翔大が左足でミドルシュートを放ち、ゴールを脅かした。
そして17分、タメを作った李忠成のスルーパスからオーバーラップしてきた横川旦陽が抜け出し、マイナスにクロス。ジュンキ・ケン・ヨシムラがしっかりとミートしたものの、わずかにゴールの右に外れ、先制点とはならなかった。19分、昨シーズンのアルビSのキャプテンである小林洵にFKから頭で合わせられるが、これは枠の右に外れた。
36分には、深代が自陣でボールを奪うと久乗聖亜へとボールを渡してカウンターを開始。久乗は右サイドに展開し、上がってきた横川がクロスを上げる。ジュンキがトラップからシュートを放つと、ボールはクロスバーに当たり、こぼれ球をしっかりと久乗が詰めてアルビSが先手を奪った。
後半開始とともにジュンキと交代で小松慧がピッチへ。64分、左サイドでボールを持った深代が中へ切り込んでファーサイドへ向かって芸術的なシュートを決めるが、オフサイドポジションにいた小松が関わったと判定され、ゴールは取り消しに。72分、中盤でのパスワークで久乗、小松が関わると、不破将生が左サイドを抜け出してマイナスのクロス。李がスルーして深代がフリーでシュートを放つが、ゴールの上を越して追加点とはならなかった。
しかし2分後の74分、アルビSの2次攻撃から久乗が高いボールをゴール前に送ると、こぼれ球を横山がボレーシュートを叩き込み、待望の追加点。予選突破のために、得失点差を考えると1点でも多く奪いたいアルビSは最後までゴールを狙ったが、3点目を奪うことはできずに試合は終了となった。
それでも、1カ月の中断期間があった難しい状況の中で勝利を手にし、来月の予選最終戦まで予選突破の望みを繋ぐことに成功。次節も再び1カ月の中断期間があり、11月26日(日)にホームでタンピネスローバーズFCとの対戦となる。
【日時】
2023年10月22日(日) 18:00キックオフ
【対戦相手】
ヤングライオンズ
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:2
ヤングライオンズ: 0
■次節の予定
シンガポールカップ 2023 グループステージ第4節(ホーム)
2023年11月26日(日) 18:00キックオフ
VSタンピネスローバーズFC
@ジュロンイーストスタジアム
By サッカーキング編集部
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