韓国FAカップの準々決勝が28日に行われ、今季の4強が決定した。
昨季の韓国FAカップ王者でもある全北現代モータースは、直近のリーグ戦で0-2と敗れた光州FCとの再戦。横浜F・マリノスから期限付き移籍中のMF天野純が右足ボレーで得点するなど、4-0で大勝。代表ウィークによる中断期間に元ルーマニア代表のダン・ペトレスク監督が指揮官に就任した全北にとっては、新体制での公式戦初勝利となった。
一方、昨季のKリーグ戦王者である蔚山現代は、PK戦の末、済州ユナイテッドに敗れ、2019年シーズン以来4年ぶりにベスト4進出に失敗。なお、浦和レッズから完全移籍で加入したMF江坂任は先発出場し、68分までプレーしている。
その他では、仁川ユナイテッドが水原三星ブルーウィングスに3-2で、浦項スティーラーズが江原FCに2-1で勝利し、準決勝進出を果たした。昨季までジェフユナイテッド市原・千葉を率いていたユン・ジョンファン監督が指揮する江原は、FC東京やアビスパ福岡に在籍したMFユ・インスの得点で先制するも逆転負け。2021年シーズン以来のベスト4入りを逃している。
これにより、韓国FAカップの4強は全北、済州、仁川、浦項という顔ぶれとなった。なお、済州以外の3チームは、2023-24シーズンのAFCチャンピオンズリーグに参戦予定。仁川はプレーオフから、全北と浦項はグループステージからの出場となる。
韓国FAカップ準決勝は、7月18日に抽選会を実施し、対戦カードが決定。準決勝は8月9日に行われ、決勝は10月26日と同29日にホーム&アウェイ形式で行われる予定だ。
文=ピッチコミュニケーションズ
By サッカーキング編集部
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