今回紹介するのは兵庫の3年生、北口凛人（きたぐち・りと）。6カ月でつかまり立ち、9カ月で歩き出し、2歳の終わりには補助輪なしの自転車に乗っていたなど、身体能力の高さを感じさせるエピソードを持つ。
9歳年上のお兄ちゃんがサッカーをやっていたこともあり、小さい頃からお兄ちゃんの練習や試合に連れて行かれ、遊んでもらっていた。年中から始めたサッカースクールでは他を圧倒。そこで優位に立てたことが自信につながったという。
幼稚園から所属する霞ケ丘学園SCは代表が幼稚園から6年生までをしっかり見てくれていて、過剰に指示を出さず、自分で考えること、判断することを重んじる指導スタイル。それ以外にもヴィッセル神戸やペルージャ、プライベートスクールのKSAなどのエリートクラスに通って、高い志を持った仲間と切磋琢磨している。
ずば抜けたポテンシャルを持ち、何でもできるオールラウンダーだが、自分に足りないところは判断の早さ、攻守の切り替え、と分析し、常に高いレベルでの刺激を求めている。今は身体的なアドバンテージで上回っているという自覚もあるというから、これからも伸び続けていくだろう。
お兄ちゃんを育てた経験がもたらす両親の余裕のある距離感が、りとの自主性を引き出しているのだろう。高い能力に加え、ここ一番で決められる集中力と本番での強さも併せ持つ。そのポテンシャルを武器に、世界を目指せ！
By サッカーキング編集部
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