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「今自分ができることをやろうと」W杯初戦でゲームキャプテン務めた堂安律「このキャプテンマークは遠藤航のものなので…」

2026.06.15
堂安律

ゲームキャプテン務めた堂安[写真]=Getty Images

 ワールドカップ初戦で日本代表のゲームキャプテンを務めたMF堂安律。チームとして共通認識を持って焦れずに戦えたことが貴重な勝ち点1獲得につながったと考えている。

 日本代表は現地時間14日、FIFAワールドカップ2026・グループF第1節でオランダ代表と対戦し、2-2で引き分けた。

 ワールドカップ初戦は後半に2度のリードを奪われる厳しい展開となったが、57分に中村敬斗、88分に鎌田にゴールを奪い、強豪相手に2度追いついてドローに持ち込み、貴重な勝ち点1を手にした。

 遠藤航の離脱に伴い、板倉滉を新キャプテンに据えた日本だが、この試合ではその板倉がベンチスタートとなり、今大会初戦は堂安がゲームキャプテンの大役を務めた。

 右ウイングバックでの先発となったなか、PSV時代の同僚であるコーディ・ガクポとのタフなマッチアップをこなしつつ、試合前や失点後は円陣の中心でリーダーシップを発揮。チームの勝ち点1獲得に貢献した。

 同試合後、ミックスゾーンでの囲み取材に応じた堂安は「かなり手応えのある勝ち点1」と戦前から覚悟していた我慢比べのゲームで焦れずに戦えた点を評価している。

「非常にタフなゲームになりましたし、予想通りのゲームになりましたし、準備したことをすべて話し合いながら、失点した後もチームで集まりながら話し合いながら、焦れずにやれたというのは、技術とか戦術どうこう関係なく、メンタリティ的に非常に成熟したチームになっていると思いますし、かなり手応えのある勝ち点1だったかなと思います」

「もう少し前に行けたらいいなという思いはありましたけど、相手もしたたかにやってきましたし、相手も今までのオランダっぽくないというか、崩れないで焦れずに彼らもやってきたので、本当に我慢比べのゲームだったかなと思うし、僕としては本当に周りを見れば元チームメイトばっかりだったので、『こいつらウザいな(笑)』と思いながらやってましたし、守備に追われることが多かったですけど、やれることをやろうと思って必死にやってたので、とりあえず勝ち点1は大きかったと思います」

 10番を背負うとともにゲームキャプテンとしてプレーした点に関しては名波浩、長谷部誠、中村俊輔らレジェンドである現コーチングスタッフや帯同する吉田麻也、南野拓実らにも触れつつ、「このキャプテンマーク、キャプテンは遠藤航のものなので、僕自身それを何か重く考えるというよりは、今自分ができることをやろうと思ってます」と気負い過ぎるつもりはない。

「そういう立場でやらせてもらってるのは非常にハッピーなことでもあるので、すごくポジティブなエネルギーで試合に臨むと思いますし、全てを出し切るつもりでやったので、初戦での勝ち点1は大きいと思います」

 それでも、これまでどおり、立場に関係なくチームにとって必要なことはしっかりと発信。1失点目直後の円陣では「2点差はないよ」という声掛けとともに、仲間とともにチームの戦い方の方向づけをしっかりと示していた。

「やっぱり2点差にならないことが非常に大事なので、2点差にならなければ今日みたいに最後の5分で必ず相手チームはメンタリティ的に引くので、押し込める時間があるというのは、カタールから僕自身も分かっていたことですし、それを試合前から準備できていたことが非常に大きかったですし、チームの約束事じゃないですけど、失点した後と得点した後に集まろうという話はしていたので、ポジティブにやれたと思います」

「『2点差はないよ』ということと、それとも同点に取りに行くために少しリスクを取ってマンツーマン気味でプレッシャーをかけた方がいいのかというのをすり合わせながら、行く行かないみたいな話をして、みんなの意見は行かない。絶対に2失点しなければ絶対追いつけるというみんなの感覚があったので、おそらく見ていても前に行ってなかったなと思うので、そこは焦れずにやれたと思います」

 攻撃面で大きな見せ場はなかったものの、攻守両面で泥臭く戦う姿勢を示し続けたゲームキャプテンの頼もしさもあって上々の滑り出しを見せた日本。日本時間21日に行われる次戦のチュニジア代表戦では初勝利を目指す。

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