なでしこジャパンのコーチに就任した内田篤人氏
日本サッカー協会(JFA)は18日、なでしこジャパン(日本女子代表)の新体制を発表。元男子日本代表の内田篤人氏と、2011年女子W杯の優勝メンバーでもある近賀ゆかり氏が、新コーチ陣に名を連ねた。サムライブルーの出身選手がなでしこジャパンのコーチに正式就任するのは史上初であり、2011年優勝メンバーの入閣も前例のない試みだ。
JFAの今泉守正女子委員長は、両コーチの就任に際して最も重視したのは「グローバル・スタンダードをしっかりと伝えることができるか」という点だったと主張。特に内田に関しては、なでしこジャパンの新指揮官となった狩野倫久監督が自らの意思でコーチ就任を打診したとのこと。
狩野監督は内田について、「ドイツでの経験、実際にチャンピオンズリーグの上位で戦ってきた経験値は、何物にも代えることができない」と述べ、世界の舞台を知る者だけが持つ説得力があることを強調。さらに、2024年10月に行われたなでしこジャパンの国際親善試合において、共に臨時コーチを務めた内田氏の指導スタイルを「きめ細やかで準備を怠らない。それをグラウンドで実践できる」と評価した。世界の舞台を知る者だけが持つ「説得力」と、指導者としての「緻密さ」を、なでしこジャパンに注入することへの期待は大きい。
また、近賀氏については、「昨年(2025年5月)まで現役プレーヤーだった、なおかつコーチとしても活動している、その両面からアプローチできるというところが一番の強み」「より選手に近い環境で、両方(選手と指導者の心理を)分かっている」と述べ、現役引退からほど近い今だからこそ、自ら練習に入りながら選手目線の生きたアプローチを行えることや、世界を制した説得力をもってチームを牽引することへの期待を口にした。
女子サッカーの指導経験という点では、二人ともキャリアは限られる。それでもJFAが両者を選んだのは、「世界一を目指すというところから逆算して、新しい視点や世界基準の経験を積極的に取り入れていくことが必要」(今泉委員長)と判断したため。内田氏が経験した欧州最前線の基準と、近賀氏が持つ世界一の遺伝子。この2つの融合が、2027年ブラジルの舞台でどんな花を咲かせるるのか注目だ。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト
