【10月26日】なでしこジャパン vs 韓国女子代表 ｜地上波テレビ放送・ネット配信

　サッカー日本女子代表（なでしこジャパン）が、10月26日（土）に韓国女子代表と対戦する。

　会場は東京都の「国立競技場」で、キックオフ時間は14時20分の予定となっている。

　なでしこジャパン対韓国女子代表の試合は、地上波『TBS系列』にて全国生中継され、ネットでは「TVer」で生配信される。

なでしこジャパンvs韓国女子代表の概要【試合日程・放送時間】

　なでしこジャパンは、10月26日（土）に行われる『MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024』（国立競技場／東京）にて韓国代表と試合を行う。

　今夏行われたパリオリンピック2024（パリ五輪）でベスト8敗退に終わったなでしこジャパンは、大会終了後に池田太監督が退任。後任が決まらぬまま、パリ五輪後初の試合を佐々木則夫代行監督と代行スタッフで臨むことになる。
　
　『国立競技場』における韓国女子代表戦の開催は、2007年6月以来となる。

■MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024（国際親善試合）

• 日時：2024年10月26日（土）14:20キックオフ
• 試合会場：国立競技場（東京）
• 対戦カード：サッカー日本女子代表 vs 韓国女子代表
• テレビ放送：地上波『TBS系列』
  ネット配信：『TVer』

なでしこジャパンの代行監督・スタッフ

　なでしこジャパンは今夏に行われたパリオリンピック2024（パリ五輪）をベスト8で終え、大会終了後には池田太監督の退任を発表。正式な後任が決まらないなかで、韓国女子代表との一戦を迎えることとなった。この試合の監督代行は、かつて約8年間に渡ってなでしこジャパンを指揮し、FIFA女子ワールドカップ制覇やロンドン・オリンピック2012（ロンドン五輪）準優勝に導いた佐々木則夫女子委員長が務め、代行コーチ陣は元日本代表DF内田篤人氏らが任命された。

　なお、このチームスタッフは本試合を含む今回の活動期間のみのスタッフとなる。

【代行監督・スタッフ陣】
監督代行：佐々木則夫
コーチ：狩野倫久
コーチ：内田篤人
GKコーチ：西入俊浩
フィジカルコーチ：大塚慶輔

　今回の人事について佐々木委員長兼代行監督は、「次のワールドカップ、オリンピックへ向かうステージの期間となり、非常に重要な期間ととらえています。代行するにあたっては、これまでのなでしこジャパンを見てきたということと、将来を踏まえた中で、身近なところで私が代行するのがベストではないかと決定し、しっかり女子委員会でもお話をして、（宮本恒靖JFA）会長含め、各役職の方にも相談して決定しました」と、自らが率いることになった経緯を説明。

　内田氏の代行コーチ就任に関しては、「代表、世界でのプレーヤーとしての経験、そして彼の指導者としての姿勢、アンダーの練習も非常に熱意を持っている。そういうことをぜひやってほしいというアイデアがあった」、「女子サッカーというものにも興味があり、『もしチャンスがあるのであれば』と彼からも意欲的な反応があり、こういったメンバーが構成できた」と説明した。

なでしこジャパンのメンバー

　
　JFA（日本サッカー協会）は10月18日、「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024」に臨むなでしこジャパン（日本女子代表）のメンバー23名を発表した。

　初招集は4名。WEリーグや女子ACLで高いパフォーマンスを見せている26歳DF遠藤優（三菱重工浦和レッズレディース）に加え、今年8月から9月にかけて開催されたFIFAU-20女子ワールドカップコロンビア2024で準優勝を果たしたヤングなでしこ（U－20日本女子代表）からGK大熊茜（INAC神戸レオネッサ）、FW土方麻椰（日テレ・東京ヴェルディベレーザ※負傷離脱）、FW松窪真心（ノースカロライナ・カレッジ／アメリカ）が初招集された。

　パリ五輪を主力として戦った選手たちも数多く招集されたが、佐々木代行監督は今回のメンバー選考基準について、「年齢層は若手、中堅、ベテランと揃えつつ、（昨年の）ワールドカップ・五輪の前からやってきたことから得られた反省・改善点を考慮しました。良いところは継続してアプローチし、韓国戦に臨みたいと思っています。できれば、その次の指標となるようなゲーム・トレーニングをして、次の監督にバトンを渡したいです」と語っている。

　なお、10月20日に今回初招集を受けた土方麻椰（日テレ・東京ヴェルディベレーザ）が怪我のため不参加となり、代わって上野真実（サンフレッチェ広島レジーナ）を追加招集。10月22日には追加招集されたFW上野真実がコンディション不良のため離脱し、FW塩越柚歩（三菱重工浦和レッズレディース）が追加招集された。

　また10月25日には平尾知佳（アルビレックス新潟レディース）がコンディション不良のため離脱となり、同選手に代わる追加招集がないことも併せて発表された。

なでしこジャパンの最新情報

　試合前日の10月24日、監督代行を務める佐々木則夫氏が韓国女子代表戦の前日会見に出席した。

――試合に向けて
　練習期間は短いですが、練習とMTGを繰り返し、練習したことを映像で見て、日数は少なかったですが、密度を濃く準備してきました。勝利することはもちろん、今後のなでしこジャパンの指標になるゲームをやると皆さんに伝えている通り、選手にも伝えています。日数は少ないですが、選手は集中して取り組んでくれました。

―――システムについて
我々のシステムは4バックがベースかなというところもありますし、状況によっては3バックも考えている。相手の状況を踏まえた中で変更はあるかもしれません。順応性が高いので、あまり気にしてはいません。

●日韓戦の主将は？　佐々木則夫なでしこ監督代行「ヒントは期待を込めた部分」…布陣は「4バックがベース」

サッカー韓国女子代表の情報

　なでしこジャパンと韓国女子代表の過去の対戦成績は、18勝11分4敗（78得点30失点）で、なでしこジャパンが大きく勝ち越しており、2016年3月2日以降、7試合負け無し（4勝3分）となっている。直近の対戦は2022年7月19日に行われたEAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会の第1節で、当時の国内組を中心にメンバーが構成されたなか、MF宮澤ひなたとMF長野風花の得点により2－1で勝利した。

　前回の対戦から韓国女子代表は、2023FIFA女子ワールドカップでグループHの最下位で敗退。パリオリンピック2024は、2次予選で敗退し、史上初の本大会出場は叶わなかった。最新の女子FIFAランキングでは、なでしこジャパンがアジア最高位の7位、韓国女子代表はアジアで5番目となる19位となっている。
　
　監督代行を務める佐々木氏は、韓国女子代表について「メンバーを見たところ、意外とベテランの選手も残っており、選手も把握しています」と語り、「私個人としては、アジアのチームと戦った中で勝率が一番悪いのが韓国です」と切り出すと、過去の対戦成績が5割となっている“宿敵”との一戦を「私にとっても緊張する試合」と表現しつつ、「負け越して人生終えられないと思います」とコメントした。

サッカー韓国女子代表のメンバー

　国内組を中心に構成される中、WEリーグのINAC神戸レオネッサに所属するMFイ・スビンも招集されている。

なでしこジャパンvs韓国女子代表のテレビ放送・ネット配信

　10月26日（土）のサッカー日本女子代表（なでしこジャパン）vs韓国女子代表の試合は、テレビ地上波『TBS系列』で生放送されるほか、「Tver」でネット生配信される予定となっている。

■地上波テレビ『TBS系列』／『Tver』

• 番組開始：10月26日（土）13:30（14:00～）
• キャスト：
  岩清水梓（日テレ・東京ヴェルディベレーザ）／鮫島彩（元なでしこジャパンDF）／齋藤慎太郎、佐藤文康、佐々木舞音（TBSアナウンサー）