日本代表を率いる森保一監督 [写真]=Getty Images
日本代表を率いる森保一監督が、25日に行われたU-23日本代表vsU-23ウクライナ代表の国際親善試合後に取材に応じ、“パリ五輪世代”の戦いや開催中止となった朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)戦について語った。
パリオリンピックの予選を兼ねるAFC U-23アジアカップカタール2024に向けて強化を進めているU-23日本代表。25日には既にオリンピック出場を決めているウクライナと対戦し、2-0で完勝。アジアカップ本体開幕前最後の一戦を白星で飾った。この試合を視察したA代表の森保監督は「守備が固く、崩すのがなかなか難しい相手だったと思いますが、セットプレーから点を取り、良い形で試合の主導権を握るという理想通りの戦い方ができていたのではないかと思います」と内容を振り返った。
A代表を巡っては、26日に平壌で開催予定だったFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選・第4節北朝鮮戦が開催中止に。1-0で勝利した21日の第3節と合わせた2連戦を想定し、調整を進めていた森保監督は「1戦目で出られなかった選手がいたなかで、試合ができればさらに多くの選手にプレーしてもらい、チームの経験値、戦術浸透を高めていくということができたと思うので、試合がなくなったこと自体は残念です」と率直な感想を述べつつ、次のように言葉を続けた。
「ヨーロッパの舞台で戦っている選手が多いなかで、ケガを抱えたり、満身創痍で代表参加してくれた選手が多かったので、休息の時間ができたということや、ケガのリスクを軽減できたことはポジティブに考えています。平壌で試合をした場合は人工芝ですし、相手もより激しく来るというなかで、選手たちのケガ等々のリスクを回避できたということをポジティブに捉えて次に向かえればと思います」
第4節の扱いについては未定だが、日本の不戦勝となる可能性も報じられている。仮にそうなれば、4連勝でのアジア最終予選進出が確定することになるが、森保監督は「これから残された2試合も一戦一戦勝利を目指して戦うというところに変わりはないと思いますし、順位等々というよりも自分たちがチームとしてのレベルアップを目指して戦うということをこれからも続けていきたいです」とコメント。その上で6月に控えるミャンマー戦、シリア戦について次のように語った。
「試せるところは試していきたいと思いますし、ベースを固めるところも含めて両方やっていく必要があります。いずれにしても6月の活動が最終予選に繋がっていくので、戦術的なベースを固めるところと、試せるところは選手も戦術的にも試せればと思います」
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By サッカーキング編集部
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