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絶大な存在感を放った冨安健洋 コンパクトな陣形を保ち手応え「ベースに戻った」

2024.01.25

日本代表DF冨安健洋[写真]=Getty Images

 日本代表は24日、AFCアジアカップカタール2023・グループD第3節でインドネシア代表と対戦し、3-1で勝利した。この一戦に先発出場した冨安健洋が試合を振り返った。

 インドネシア代表に3-1で勝利し、グループD2位突破を決めた日本代表。試合後、ミックスゾーンに現れた冨安は、まず「突破を決められたことについてはポジティブに捉えたいなと思います」と結果に安堵しつつ、「後ろの選手が『自信をもって前の選手に行っていいよ』と伝えないと、チームとして勢いが出ないし、自信も出てこないと思うので、姿勢と声でそれを示さないといけないなと思っていました。そういって意味では、マチくん(町田浩樹)とともに一緒にできたと思います」と、内容面でも手応えを口にした。

 冨安が語ったとおり、この試合では後方からの指示もあり、前線からアグレッシブにプレスをかけて、インドネシアのボール保持者に自由を与えなかった。そして、冨安を中心とした最終ラインも高い位置取りをキープすることに成功。好調時の日本代表の基盤ともいえる『コンパクトさ』を取り戻すことができた。冨安も次のように収穫を語る。

「ベースに戻ったというか、ベトナム戦とイラク戦はやるべきことをやれていなかったという言い方が正しいかと思います。(チームが)いい時は絶対に(全体が)コンパクトです。どちらかといえば、しっかり自分たちにフォーカスしてやるべきことをやるのが、この試合の目的でもあったので、そういう意味ではポジティブな面は多いかなと思います」

 コンパクトな陣形を保つことは、攻撃面でも効果を発揮する。2点目につながった場面は、まさにその典型例だ。相手のパスを読んだ冨安がダイレクトで堂安律へ縦パスを通したところから攻撃がスタート。それが最終的に上田綺世の得点につながった。

 自身のいい守備からいい攻撃へつながった2点目の場面について、冨安は「縦パスというよりは、『奪ったボールを下げない』とミーティングでも言われているところ(かなと思います)。ボールが来る前にしっかり認知していましたし、そこで前につけられたことは良かったと思います。前後半の入りは、僕も『下がらずに自分たちから仕掛けるぞ』と言っていましたし、チームとしての共通認識があったので、それが得点につながったと思います」と振り返る。

 また、同場面における堂安のポジショニングにも言及。「律が守備のときに、あの場所にいるというのが、コンパクトということだと思います。守備をさぼって遠いところにいたらフリーになっていないですし、間違いなく守備と攻撃はつながっています。律は攻撃のクオリティを見られがちですけど、守備も絶対さぼらないですし、正しい位置を取っているので、だからこそ攻撃時にあそこでフリーになれたと思います。得点につながってよかったなと思います」と、堂安の献身的な守備にあらためて感謝していた。

 全体のパフォーマンスに大きな手応えを感じている様子だった冨安。しかし、自身が88分にベンチに下がったあと、チームは後半アディショナルタイムにロングスローから失点を喫してしまった。この失点に関して、冨安は「細かいところではありますけど、ロングスローの対応という意味では、そのままシュートを打たれるわけではないので、2個目3個目(セカンドボール)がゴールにつながる部分です」と語り、「ボックス内に人数が何人いてもフリーだったら失点につながってしまうので、ボックス内での人への意識は、イラク戦もそうでしたけど、ミーティングの中でも言っていく必要があるのかなと思っています」と分析していた。

 チームとしては3試合連続失点という不安の残る結果になった。ただ、それでも冨安が出場していた時間に限ってみれば、チーム全体のパフォーマンスは、ポジティブな内容といえる。冨安本人も、決勝トーナメントに向けて、手応えを感じられた一戦になったようだ。

「『相手どうこうよりも、自分たちにフォーカスすべきだよね』というのが2試合を終わってチーム内でありました。シンプルにやるべきことをやっていなくて、内容も結果も伴っていないと(思っています)。今日は自分たちにフォーカスして、何をしなければいけないのか、表現する必要がありました。その中で結果がついてきたので、ただ突破するだけではなく、次につながる試合だったと思います」

 次戦は1週間後の31日(水)20時30分キックオフ。ラウンド16でグループE首位通過チーム(ヨルダン代表/韓国代表/バーレーン代表のいずれか)と対戦する。

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By サッカーキング編集部

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