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吉田麻也が体感した「レベルが違う」ダービー 失点には悔い「一個が命取り…だから来た意味がある」

 ブンデスリーガ第7節が17日に行われ、ドルトムントとシャルケによる“ルール・ダービー”は1-0でホームのドルトムントが勝利した。

 左センターバックとしてフル出場したシャルケの日本代表DF吉田麻也は試合後、「守備はプラン通りと言いますか、真ん中を固めてサイドに行かせて、クロスをひたすら守る。すごくシンプルでした」と、我慢の時間が長く続いた試合を振り返り、そこからどう攻撃につなげられるかを課題に挙げつつ、「泥臭く勝ち点を積み重ねていくしかないので、こういう試合を続けていくことが大事だと思います」と、昇格組として戦うシーズンとして、リーグ内での立ち位置や戦力なども踏まえ、戦っていくことの大切さをコメントした。

 試合では右CBセップ・ファン・デン・ベルフやトム・クラウス、フロリアン・フリックといった中盤の選手と細かくコミュニケーションを取りながら中央のスペースを埋めたり、マークの受け渡しなどを進めていた。しかし、79分に左からマリウス・ヴォルフのピンポイントクロスを、途中出場のユスファ・ムココが吉田の奥のスペースに飛び込む形で決勝点につなげられてしまった。

 吉田は「あのクロスは止めたかったですね。いいボールでしたけど、足が一瞬そろってしまった」と悔やみつつ、「あそこにボールを出してくるというのは久しぶりの感覚でした。一歩、ポジショニングを間違えてしまうと…というクオリティのボールが来た」と話す。そしてドイツに来た理由の一つとして「一個のポジショニングが命取りになるような戦いというのは、こういう試合じゃないとできないし、だからこそ来た意味がある」と挙げ、「確かにやられてしまったんですが、でもこういうところにいないと、研ぎ澄まされていかない部分ですし、来た甲斐があったなと思いました」と続けている。

 吉田はサンプドリア時代にジェノアとの“ジェノヴァ・ダービー”といった有名なダービーマッチの経験もあるが「ちょっとレベルが違う」と、オランダ、イングランド、イタリアでの海外プレー経験と比較した上で、“ルール・ダービー”の凄みを実感したようで、「久々にアンフィールドでやるような雰囲気を感じました」とこれまでの経験との違いを感じたと話した。

 今回はドルトムントホームだったため、吉田も“黄色い壁”の前でプレーしたが、シャルケサポーターも90分間、声援を送り続け、試合後も選手たちに惜しみない拍手を送った。「シャルケのファンは声出していない人がいないくらい声が出ていて。ホームで次に戦えるときが楽しみです」と、リターンマッチでのリベンジと、サポーターへの感謝も話している。

 ここから代表ウイークに入るため、吉田も日本代表へ合流することになる。試合は2試合ともゲルゼンキルヒェンの近隣都市であるデュッセルドルフでの開催ということになるので、負担が少ない状態で活動に入ることになる。負傷の影響で招集外となった選手もいる中で、FIFAワールドカップカタール2022前の大事な2試合を迎えるが、「彼らがいないということで、代わりに自分たちがしっかりやらないといけないし、この2試合が準備としてはカギになるので、やれることすべてをやって。まずは目の前の相手に勝つこと。そして初戦のドイツに向けていい準備をするために、いろいろなオプションを持っていかないといけないなと。多くの選手がヨーロッパでやっていて移動が少ないので、いいコンディションで戦えることはすごくプラスになると思います。(チーム内で)たくさんしゃべることができるし、時差ボケもないので、いろいろな時間を共有できると思います」と、今できる最大限の準備と成果を上げることを強調している。

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