2014.06.13

クロアチアのオリッチから刺激。コートジボワール戦で特攻隊長になると誓った岡崎慎司

岡崎慎司
コートジボワール戦2日前の練習に臨む岡崎慎司 [写真]=Getty Images

 12日にサンパウロで行われたブラジル対クロアチアという大会屈指の好カードを皮切りに、ブラジル・ワールドカップがついに熱戦の火ぶたを切った。

 そのサンパウロから100㎞弱離れた近郊の町・イトゥで、日本代表はこの日、2日後の初戦・コートジボワール戦に向け、最終調整を行った。

 この日も、練習は冒頭15分のみの公開。最初は9対2のボール回しから始まり、フィジカルトレーニングに入ったところでクローズとなった。だが、アルベルト・ザッケローニ監督は10日の記者会見で、「イトゥでの残り2日の練習では、初戦を想定した攻守の確認をしようと思っている」と語っており、11日には目下の最重要課題である守備戦術を徹底的にチェックした。残る1日は攻撃しかない。12日は相手守備陣の弱点を洗い出し、どうすればゴールを奪えるかを分析したうえで、ピッチ上でその秘策を何度も繰り返したとみられる。

 ザックジャパン4年間の集大成とも言っていいこの大一番に先発することが確実視されるFW岡崎慎司は「見てもらえばわかる通り、コートジボワールの前線の能力はずば抜けていると思うけど、攻撃に力が入った時に守備がおろそかになる場面はある。自分たちが集中しないとそうなるし、やってみないとわからないところはあるけど、最後のところは気持ち。(6日の)ザンビア戦でけがをした時もそうですけど、あのようなことをできるのが自分。特攻隊長的な役割は僕がやるべきだと思っています」と、自ら先陣を切って相手守備陣の弱点を突き、ゴールへグイグイと迫っていく構えだ。

 その岡崎が、同日の開幕戦から1つの大きな刺激を受けたという。それが、クロアチアで左ワイドを担っていたイヴィツァ・オリッチだ。もともとFWを本職とするオリッチがサイドで使われるというのは、岡崎にとっては意外だったことだろう。クラブでは1トップで成功を収めながら、代表に来ると外でプレーすることになる自分と彼の姿を重ね合わせた部分はあっただろう。そのオリッチは積極果敢にボールを奪いに行き、10分のマルセロのオウンゴールにつながる絶妙のクロスを出した。泥臭く献身的にチームに貢献するその姿勢は、まさに岡崎そのものだった。

「今日もクロアチアの試合を見ていたら、オリッチが左サイドをやっていた。パリSGでも、(エディンソン)カバーニが右サイドをやっていたりする。その人たちの心境まではわからないけど、彼らは別のポジションでやっていても、最後のところでは自分のプレーをしている。それがプロだと思う。自分もチームの犠牲になっているとは思っていなくて、違ったところでも点を決められれば、自分の成長につながる。今まで通り、やってきたことを出せればいい」と、彼は改めて、このワールドカップで何をすべきかを明確にイメージできたようだ。

 5月27日のキプロス戦、2日のコスタリカ戦、6日のザンビア戦と、岡崎はこの3試合で無得点にとどまっている。今シーズンのブンデスリーガで15ゴールを挙げた男は、本番に向けてエネルギーを溜めているはず。それを次こそ、思い切り爆発させてほしいものだ。

文=元川悦子

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