前半30分、ヘディングシュートを決めた岡崎慎司 [写真]=千葉格
ブンデスリーガ第32節が26日に行われ、日本代表FW岡崎慎司の所属するマインツと、同代表MF清武弘嗣、長谷部誠の所属するニュルンベルクが対戦。先発出場した岡崎は、30分にセットプレーからヘディングシュートを決め、先制点を獲得。2-0の勝利に貢献した。
2試合連続の今シーズン14得点目を決めた岡崎は、2011-12シーズンに当時ドルトムントに所属していた日本代表MF香川真司の持つ欧州主要リーグ日本人最多得点記録を更新した。
試合後、取材に応じた岡崎は、「個人的には今まで気にしたことなかったんですけど、『13点になったら14点行きてぇなぁ』みたいな、そんな気持ちになっていたんで、取ることができてホッとしているし、取ったことで今シーズン、苦しかったけどチームや監督が自分にチャンスを与えてくれたことが大きいなと改めて思ったし、残り2試合チームのためにゴールを決めたいなと思います」とコメント。
また、「チームが勝利したんで、それの役に立っているのももちろんそうですし、やっぱり代表のゴール数もそうですし、自分が生き残るために取ってきたゴールというか、そういうのが記録に残るというのが自分としてはうれしいし、やってきた甲斐あるなというか、そう思います。3年ドイツでなかなか結果が出なかったんで、そういう意味ではチームや監督に感謝したいなという想いはありますね」と、仲間への感謝を語った。
香川の記録を更新したことになった岡崎だが、「(連絡は)してないですけど、前回代表の時には『越えるんじゃん?』みたいな」と、香川と話していたことを明らかにした岡崎は、「『越えそうだな』みたいな感じだったんで。一応FWなのでレベルが違うと思うし、アシストとゴールの数見ても中盤だしね、アイツは。そういう意味では面目が立ったというか、何だかんだで、越えられてなかったらそんなことも言ってないけど、越えられたからこうやって言えるんですけど(笑)、越えられなかった時は言い訳をしようかなみたいな。『マインツなんで』って(笑)。でも一応越えたんで面目も」と続け、安堵の表情を浮かべている。