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なでしこDF北川ひかる、エヴァートン移籍の決め手は「自分が生きるサッカーを考えた」…目指すは「世界でトップのサイドバック」

2025.07.10

エヴァートン移籍を語る北川ひかる

 ヨーロッパに挑戦してから1年。エヴァートンに移籍を果たした北川ひかるが、自身が契約するデンマークのスポーツブランド『hummel(ヒュンメル)』を通じて、移籍への思いを語った。

 サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)としてもプレーする北川は、浦和レッズレディース(現:三菱重工浦和レッズレディース)、アルビレックス新潟レディース、INAC神戸レオネッサと国内でプレー。2024年8月にスウェーデン1部のBKヘッケンへと完全移籍し、ヨーロッパでのキャリアをスタートさせた。

 公式戦24試合で4得点を記録した北川。海外挑戦で結果を残した一方で、「最初の3カ月くらいは強いストレスを感じていました。いろんな不安があったし、プレースタイルも違うし。メディカルチェックもひとりでできなかったり、ゆっくりとつかれるバスタブがなかったり」と、移籍当初は上手くいかないことが多く、初の海外生活での戸惑いもあったという。

 スウェーデンでは特にフィジカル面を強化したという北川。「フィジカル面は負けなくなったし、自信もつきました。代表戦でも、『今までフィジカルが強い相手に対して大丈夫かな』というところがあったのですが、自信を持って立ち向かえるようになりましたね。スウェーデンでは守備の面を重点的に伸ばしたいと思っていたし、それがパリで感じた課題でもありました」と手応えを感じた1年を過ごしたようだ。

 そして迎えたエヴァートンへの移籍。複数の選択肢の中から、自分がより成長できるクラブを選んだという。「今回の移籍にあたっては自分が生きるサッカーを考えました。日本代表のプレースタイルに近いところも感じました。ここで何ができるか、まずはトライしたい。イングランドリーグにおける自分自身の現状を知りたいし、足りないものをひとつひとつクリアしていきたいですね」と語った。

 さらに、「イングランドは自分が目指してきたリーグで、それは良かったし、楽しんでやりたいと思っています。スウェーデンを経由せずにダイレクトに行っていたら、できないことが多すぎて困っていたと思いますが、フィジカルを積み上げられたので、次に進める感じですね。日本人も多いし、違った意味でも楽しめるかな」と笑顔を見せた。

 「まずはクラブで結果を出し続けること」と高みを目指す北川。「ヘッケンでも予選に出られましたが、やっぱりチャンピオンズリーグに出たいですね。もっと上に行きたいですし、そこでプレーできるチームになっていくことを目指したいです。でも、まずはチームに馴染んで、ポジションを取ること。最終的には、世界でトップのサイドバックになりたいと思っていて、イングランドで活躍できれば、そこにまた一歩近づくことができます。私自身、ひとつひとつ登っていくタイプ。また新しいチャレンジになるシーズンを迎える喜びを感じているところです」と目標を掲げた。

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By サッカーキング編集部

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