初日の練習に臨んだ遠藤
26日に国立競技場で開催される『MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024』で、韓国女子代表と対戦するなでしこジャパン(日本女子代表)が、21日から練習を開始した。
初日は全23名中、平尾知佳、大熊茜、守屋都弥、遠藤優、石川璃音、清家貴子、中嶋淑乃、上野真実、千葉玲海菜の9名が参加。土方麻椰の負傷により前日に招集となった上野は室内で別メニュー、残りの8名はピッチでランニングやボールを使ったアクティビティでコンディション調整を意識した軽めのメニューをこなした。
A代表初招集となった三菱重工浦和レッズレディースDF遠藤優は、「グラウンドに出てくるまでは緊張していた」と笑いつつ、「レッズ所属の選手が多かったので、いつの間にか緊張がほどけたというか、心も体もリラックスしてトレーニングできました」と、現チームメイトの石川だけでなく、清家や平尾といった元同僚がいたことも大きいと話す。
浦和一筋でプレーしてきた遠藤は29日に27歳の誕生日を迎えるタイミングで初招集に。「パリオリンピックはラージメンバーまで選ばれていたので、あと一歩届かずでしたけど、チャンスが巡ってきたのでものにしたいと思っています」「どうやって爪痕を残していこうかなという気持ちがあります」と意気込む。
浦和のチームメイトから祝福される様子がクラブ公式Xで投稿されるなどしていたが、「メンバー発表があってから、さらにいろいろな人からメッセージをもらって実感が湧いた」と話す遠藤だが、前述の通り爪痕を残す意欲は高い。
「私にしか出せないドリブルや縦への推進力があると思うので、どんどん練習からアピールしていきたい」「いろいろコミュニケーションを取って、どう動いたらいいか、低い位置での立ち位置、高い位置での攻撃参加など、どう自分が工夫すればいいかを学びたいと思います」と、力強く話している。
By 小松春生
Web『サッカーキング』編集長