横浜FC戦で加入後初得点の広島FW木下康介（左） [写真]＝清原茂樹
2025明治安田J1リーグ第21節が22日に行われ、横浜FCとサンフレッチェ広島が対戦した。
降格圏からの脱出を目指す横浜FCが、優勝争いに踏みとどまりたい広島を『ニッパツ三ツ沢競技場』に迎え撃った。試合の均衡が破れたのは17分、アウェイの広島が先制する。新井直人が左コーナーキックからインスイングのクロスを供給。ゴール前で待ち構えていた木下康介が押し込み、加入後初ゴールを記録した。
さらに23分、広島が追加点を奪う。GK大迫敬介がゴールキックからロングボールを放り込むと、相手DFが処理に失敗し、加藤陸次樹にボールが渡る。加藤は冷静に相手GKとの一対一を制して、今季2点目を記録した。
そして40分、広島が大きな3点目を獲得する。ショートコーナーからパスを繋ぎ、ペナルティエリア手前から中村草太が柔らかい浮き球をゴール前へ供給。反応した新井がヘディングシュートを叩き込んだ。
3点ビハインドを背負った横浜FC。61分にはコーナーキックから決定機が訪れたが、ユーリ・ララのヘディングシュート、さらにこぼれ球に詰めた櫻川ソロモンのシュートがポストに嫌われた。
一方で試合を締めくくりたい広島は、74分からケガから復帰した中島洋太朗がピッチに立ち、約2カ月半ぶりのリーグ戦出場。するとその直後、中島が起点となって広島が4点目を奪う。中島がルカ・モドリッチを彷彿とさせる右足アウトサイドキックのスルーパスを供給。抜け出した木下のシュートは相手GKに防がれたものの、木下がこぼれ球を押し込んで自身の2点目を挙げた。
試合はこのまま終了し、横浜FCは3連敗、広島は3試合ぶり白星となった。広島は首位の鹿島アントラーズと勝ち点差「5」の3位に浮上した。
次節は28日に行われ、横浜FCは残留争いのライバルFC東京と敵地で直接対決。広島はホームに名古屋グランパスを迎え撃つ。
【得点者】
0－1 17分 木下康介（広島）
0－2 23分 加藤陸次樹（広島）
0－3 40分 新井直人（広島）
0－4 74分 木下康介（広島）
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By サッカーキング編集部
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