新潟に勝利した浦和[写真]=清原茂樹
2024明治安田J1リーグ第13節が11日に行われ、アルビレックス新潟と浦和レッズが対戦した。
ここまで12試合を消化したリーグ戦で3勝4分5敗を記録し、勝ち点「13」の16位につけている新潟。現在は直近3試合で勝利がなく、降格圏となる18位の京都サンガF.C.とは4ポイント差、最下位のコンサドーレ札幌とは5ポイント差となっている。一方、9位の浦和は前節に横浜F・マリノスを2-1で撃破。上位争いに喰らいつくため、敵地での白星獲得を狙う。
試合は、開始早々の4分にアウェイの浦和がスコアを動かす。最終ラインでボールを繋ぎながら左サイドに展開し、大外に張っていた渡邊凌磨がマーカーをかわして、ハーフライン付近からスルーパスを供給。裏へと抜け出したチアゴ・サンタナが冷静にGKとの1vs1を制し、浦和が先制に成功した。
対する新潟も、35分に右サイドでコーナーキックを得ると、長谷川元希が右足でアウトスイングのクロスをニアサイドに蹴り入れる。しかし、飛び込んできた小野裕二が頭で合わせたものの、浦和のGK西川周作に左手1本で弾き出された。
そんななか、51分に新潟の長谷川が相手選手との接触によって負傷し、途中交代を余儀なくされてしまう。すると、中断明け直後のセットプレーから、新潟の小野が痛恨のクリアミスを犯し、頭で触ったボールが自陣ゴールネットを揺らしてしまう。だが、VARの介入により浦和のオフサイドが認められ、得点は取り消しとなった。
65分には、浦和が大きな追加点を挙げる。細かくパスを繋ぎながらボールを前進させると、左サイドバックながら駆け上がってきた渡邊が、ドリブルで運んでバイタルエリアに侵入。横パスを受けたサミュエル・グスタフソンが放ったシュートは、早川史哉の足に当たってゴールに吸い込まれた。さらに、69分には浦和が中盤でボールを奪うと、チアゴ・サンタナが右サイドからフリーでスプリントしてきた前田直輝へと落ち着いてパス。そのまま確実に決め切り、浦和がリードを3点に広げる。
意地を見せたい新潟は、75分に前線で長倉幹樹がボールを奪取。テンポ良く繋いで左サイドの早川にパスが渡ると、内側のスペースを走り込んできた長倉がポケットからワンタッチでクロスを送る。渡邊に当たってこぼれたセカンドボールを、途中出場の太田修介が押し込み、新潟が1点を返した。
勢いに乗る新潟は、87分にショートコーナーから舞行龍ジェームズがクロスを送り、飛び込んできた長倉が頭で合わせて1点差に迫る。しかし、後半アディショナルタイムに浦和のチアゴ・サンタナがPKを沈めて勝負あり。4-2で勝利した浦和が今季初の連勝を達成した。次節は15日に行われ、新潟はホームで横浜FMと対戦。浦和はホームで京都と対戦する。
【得点者】
0-1 4分 チアゴ・サンタナ(浦和)
0-2 65分 サミュエル・グスタフソン(浦和)
0-3 69分 前田直輝(浦和)
1-3 75分 太田修介(新潟)
2-3 87分 長倉幹樹(新潟)
2-4 90+12分 チアゴ・サンタナ(PK/浦和)
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By サッカーキング編集部
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