千葉への期限付き移籍が決定した藤田(写真は今年11月18日のもの) [写真]=金田慎平
アルビレックス新潟は15日、栃木SCへと期限付き移籍していたU-22日本代表GK藤田和輝が、2024シーズンはジェフユナイテッド千葉に期限付き移籍することを発表した。なお、期限付き移籍期間は2024年2月1日~2025年1月31日となり、新潟と対戦するすべての公式戦に出場することはできない。
2001年2月19日生まれで現在22歳の藤田は身長186センチメートルのGK。アルビレックス新潟ジュニア(現U-12)から同U-15、同U-18を経て、2019年にトップチームに昇格した。2022シーズンから栃木へと期限付き移籍を果たし、今シーズンは明治安田生命J2リーグで32試合、天皇杯で1試合に出場した。また、U-22日本代表にも選出され、今年11月18日に行われたU-22アルゼンチン代表戦に出場していた。
再び期限付き移籍が決定した藤田は新潟のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「2024シーズンは、期限付き移籍でジェフユナイテッド市原・千葉に加わることとなりました。今季、アルビレックス新潟のアウェイゲームをスタジアムで観戦した経験があります。そのときの新潟サポーターの応援している姿を見て、とても感動し、自分が新潟出身の選手であることを、改めて誇らしく思いました。新潟から離れた経験があるからこそ、より郷土愛が大きくなったのかもしれません。自分を育ててくれたクラブで活躍したいという想いは、これまで以上に強くなったと思っています。まだまだ力不足であることを自覚しながら、努力を怠らずにしっかりとがんばってきます」
また、2シーズン在籍した栃木のクラブ公式サイトでは以下のようにコメントしている。
「この度、ジェフユナイテッド市原・千葉に期限付き移籍することとなりました。栃木SCでの1年目は、なかなか結果を残せませんでしたが、今季もチームに必要としてくれたことに感謝しています。だからこそ、来季も栃木SCに恩返しをしなければならないという気持ちもありました。しかし、より厳しい環境に身を置き、もっと上に行かなければならないという想いが強く、非常に悩みましたが、このたびの決断に至りました」
「栃木で過ごした2年間、さまざまな場面で栃木SCを応援してくださる方々の温かさに触れることができ、この街が本当に好きになりました。パリオリンピックを目指してほしいという激励もたくさんいただき、栃木から応援してくださる皆さんの想いも背負いながら、これからも歩んでいきます」
「栃木SCでの2年間があったからこそ、ここまで成長できたと思っています。これからもさらなる成長を目指し、この2年間がより意義深いものだったと言えるように、努力を続けていきます。サポーターの皆さんには、これからも栃木SCを応援し続けてほしいと思いますし、頭の片隅で構いませんので、自分のことも少しだけ応援していただけたら嬉しいです。本当にありがとうございました」
そして、加入する千葉のクラブ公式サイトでは以下のように意気込みを語っている。
「アルビレックス新潟から期限付き移籍で加入します藤田和輝です。自分のことを必要としてくれたクラブに心から感謝しています。チームが掲げるJ1昇格という目標達成のために、自分の持つ力をすべて発揮して、勝利に貢献したいと思っています。ジェフユナイテッド市原・千葉サポーターの皆さんと共に戦えることを、楽しみにしています。温かい応援をよろしくお願いいたします」
By サッカーキング編集部
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