2017.09.15

【ライターコラムfrom福岡】自動昇格へ正念場を迎える福岡…井原監督が打つ“手”とは?

32節終了時で2位につける福岡だが、ここ5試合で2分け3敗と勢いを失っている [写真]=アビスパ福岡
大学卒業後、雑誌編集者を経て2005年よりフリーランスとして活動中。九州を拠点にサッカーほか、陸上など幅広く取材。1児の母としても奮闘中。

 アビスパ福岡の勢いが衰えている。J2リーグ・第14節から自動昇格圏内を維持していたが、直近の5試合は未勝利。ついに、3位のV・ファーレン長崎に勝点1差まで迫られた。J2は現在、2位の福岡から9位まで勝点7差と大混戦。残り10試合で福岡がプレーオフ進出を逃す可能性もゼロではない。「毎試合が決勝戦のつもりで戦いたい」。井原正巳監督の表情も険しい。

 とは言え、チーム内に大きな問題が生じている訳でもない。「(ゲームの)内容は良かった」「パフォーマンスが悪い訳ではない」……選手たちはそう言いながら「でも、勝点3が取れない」と、もがき苦しむ。

 実際に前節の愛媛FC戦でも、相手の倍近くシュートを打ち、決定機も多かった。高い位置でボールを奪えたときのショートカウンターや、縦に速いサイド攻撃は、愛媛戦でも有効だった。しかし得点を決めることができず、0-1で敗れた。

「チャンスは作れている。ただ『内容は良かった』だけでは勝点3は取れない。たとえば3人目の動きで崩しても、そこへのスルーパスがゴールラインを割ってしまうとか……。そこでゴールラインを割ることなく、何回もつないで攻撃できるような、質の部分にこだわりたい」。愛媛戦後に、キャプテンの三門雄大はそう話していた。

第32節の愛媛戦は13本のシュートを放つも点を奪うことができずホームで敗戦を喫した [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

 三門が言う“3人目の動き”の頻度は、確かに高まっている。7月下旬に加入したFW仲川輝人ウェリントンと2トップを組むことで、足元へのくさびのパスが増え、攻撃のテンポが上がったこと。7月加入後、8試合フル出場のMFウォン・ドゥジェがボランチに入ることで、コンビを組む三門の攻撃参加が増えたことなど、補強の効果も現れている。

 では、未勝利の5戦で3試合が無得点という状況を打開するためには……。「メンバーを入れ替えるのも手。システムを変更するのも手」。井原監督は次節のロアッソ熊本戦を前に、そう話した。

 たとえば練習でも試していたFW仲川とFW城後寿の組み合わせ。「ボール保持者からパスを受けて、3人目の動きを引き出すことを意識している」という仲川と、裏へのスピード&パワーがある城後の2トップが一手になるか。出場機会が減っている前線の松田力石津大介らもウズウズしているだろう。あるいはシステムを変更し、新加入のDFエウレーが左サイドで起爆剤になる可能性も…。

 正念場を迎える福岡の井原監督は、どのような“手”を講じるか。次節の熊本戦で、再浮上のキッカケをつかめるか。

文=新甫條利子

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