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【J1第6節展望&予想スタメン】柏vsC大阪 ACL出場回避のフォルラン、柏戦での爆発に期待

2014.04.04

得点に期待が掛かるフォルラン [写真]=Getty Images

柏レイソル 懸念材料は主力選手の負傷離脱

 これまで攻撃陣が噛み合わない状態が続いていたが、1トップに工藤壮人、2シャドーにレアンドロ・ドミンゲス、レアンドロを置くことで、工藤が相手のセンターバックとの駆け引きで最終ラインを下げる動きをし、そこで空いたバイタルエリアのスペースを2人のレアンドロが突きながら、両サイドのウイングバックが絡む攻撃の形が生まれた。ようやく最良の組み合わせを見出したため、前節の大宮戦は「今年最高の内容」とネルシーニョ監督も評価しており、75分までは完璧な試合を見せている。さらに先日は工藤と鈴木大輔が日本代表候補トレーニングキャンプに招集され、モチベーションは大いにアップしているはず。これがチームにもたらす影響は大きい。


 しかし、大宮戦で75分まで完勝ペースで試合を進めながら、終盤に2失点を喫して負けに等しい引き分けに終わったのは痛い。この引き分けを水曜日のナビスコ杯の勝利で払拭できればよかったのだが、この甲府戦でも終始試合をコントロールして優位に進めながら、終盤に追い付かれるという大宮戦と同じ展開で勝ち切れず、柏としては精神的にダメージの残る試合となってしまった。

 また、コンディション不良のハン・グギョンに続き、橋本和茨田陽生も軽い負傷でナビスコ杯の甲府戦を回避、ここに来て主力メンバーに離脱者が出始めている。ハン・グギョン、橋本は活躍が目立っていたため、彼らの離脱は明らかにマイナス。代わりに出る選手の奮闘に期待が掛かる。(鈴木潤)

■柏予想スタメン
3-4-2-1
GK
21 菅野孝憲
DF
4 鈴木大輔
3 近藤直也
23 渡部博文
MF
13 高山薫
28 栗澤僚一
7 大谷秀和
33 輪湖直樹
10 レアンドロ・ドミンゲス
11 レアンドロ
FW
9 工藤壮人

セレッソ大阪 公式戦5試合負けなしもコンディション面に不安

 2日にACLのブリーラム・ユナイテッドとのアウェイ戦に臨んだC大阪。長距離移動と、東南アジア特有の高温多湿な気候、ブリーラムの熱狂的な雰囲気もあり、本来のプレーができず、劣勢を強いられたが、攻守に渡ってチームに大きく貢献したDF山下達也のヘッドでの2得点で、何とか引き分けに持ちこむことができた。

 それでも、J1第5節新潟戦同様、タフな戦いを強いられただけでなく、試合が終わってからすぐにバンコクへ戻り、翌日に日本へ帰国。5日にはすぐに柏とのアウェイ戦に向けて移動と、タイトな日程の渦中。イレブンのコンディションが懸念される。

 ただし、公式戦5試合は3勝2分と負けなしを継続中。ブリーラム戦で安藤淳、ミッチ・ニコルス、楠神順平ら途中出場組が流れを変える活躍を見せたのは好材料だ。さらに、最近では山下のヘッドなど、セットプレーからの新たな得点パターンも確立されつつある。一方で、攻撃陣はこの2試合無得点で、左サイドの起点となる丸橋祐介の不調も気掛かり。

 その中で、フォルランは先のタイ遠征には帯同せず、柏戦に照準を合わせて再調整を実施しただけに、10番の得点で再びチームを勢いづけたいものだ。C大阪では、山下、南野拓実長谷川アーリアジャスールの3選手が日本代表候補合宿メンバーに選出される明るい話題も。彼らの活躍も見どころの1つとなる。昨シーズンは日立台での柏戦にて、山口蛍柿谷曜一朗のゴールで勝利後、流れをつかんだだけに、今季もその再来を期待せずにはいられない。(totoONE編集部)

■C大阪予想スタメン
4-2-3-1
GK
21 キム・ジンヒョン
DF
17 酒本憲幸
30 ゴイコ・カチャル
23 山下達也
16 安藤淳
MF
6 山口蛍
5 長谷川アーリアジャスール
20 杉本健勇
8 柿谷曜一朗
13 南野拓実
FW
10 ディエゴ・フォルラン

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