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【J1第3節展望&予想スタメン】柏vs名古屋 ネルシーニョが動く、布陣変更か

2014.03.14

かつて柏を率いた西野監督 [写真]=Getty Images

柏レイソル トップ下レアンドロ・ドミンゲス

 開幕から2試合連続ドローに終わった柏はネルシーニョ監督が動く。中盤右に工藤壮人、左に田中順也、トップ下にレアンドロ・ドミンゲス、1トップにレアンドロを置く4-2-3-1に変わると見られる。柏が誇る4人のアタッカーを並べることで攻撃力は増幅され、さらに右SBに高山薫が入るため、ここ2試合はほとんどなかった右サイドの攻撃にも厚みが増すだろう。チャンスがありながらも決め切れなかった2試合を踏まえ、攻撃力向上を目論むネルシーニョ監督の意図が窺える。


 また、今季初スタメンが予想される田中は「絶対に結果を残す」と普段以上のモチベーションを抱いており、ここまでの鬱憤を晴らすべく、左足の爆発が期待される。一方で、DFが本職ではない高山をSBで起用するため、攻撃力がアップする反面、守備面に不安がある。両SBが同時にオーバーラップを仕掛けないなど、最終ラインやボランチによるリスクマネジメントが必須だ。上記では強力なアタッカーが4人並ぶと書いたが、実はレアンドロ・ドミンゲスのトップ下起用は、比較的結果に結び付かないことが多い。しかし工藤、田中を含め、前線の4枚はかなり流動的なので、これまでとは一概に同じとは言い切れないのも事実。

 あとは現状がどうメンタルに影響を及ぼすか。開幕2試合は、勝てる試合を勝ち切れなかった。それが原因で、得点が決まらない状況が長くなった時、選手たちに焦りが生じてしまわないかが心配だ。(鈴木潤)

■柏予想スタメン
4-2-3-1
GK
21 菅野孝憲
DF
13 高山薫
4 鈴木大輔
3 近藤直也
22 橋本和
MF
8 ハン・グギョン
7 大谷秀和
9 工藤壮人
10 レアンドロ・ドミンゲス
18 田中順也
FW
11 レアンドロ

名古屋グランパス 西野監督、相性の良さを活かせるか

 古巣戦となる玉田圭司矢野貴章に加え、かつて柏を指揮した名将・西野朗監督。対するは、かつての名古屋を率いた知将・ネルシーニョ監督。縁深き2クラブの対峙は、実に興味深い一戦だ。

 名古屋は前節、大宮を2-1で破った。いずれのゴールも流れの中から奪った形であり、「同じ意識でプレーしようとしている時間帯が長かった」と指揮官。ゴールを奪うためのポゼッションは発展途上だが、攻撃の連動性は試合ごとに深まってきている。何より、今季初勝利である。終盤こそ相手のパワープレーにヒヤリとしたものの、玉田が「自信を得るためには勝つことが大事」と語ったように、若い選手の多いチームにとっては“良薬”となったはずだ。さらに西野監督にとっての対柏は、14勝4敗1分と抜群の相性を誇る。相性の良さを活かし、強烈な恩返しといきたいところだ。

 ただし、柏はこれまでとはまったく異なる相手と言える。ここまで対戦した清水と大宮は、前線にターゲットマンを置くチーム。空中戦や対人に強い名古屋のディフェンスラインが対応しやすいところもあった。対して柏は、工藤壮人レアンドロレアンドロ・ドミンゲスといった強烈アタッカー陣が流動的に動き回り、最終ラインの裏を狙ってくると予想される。彼らを相手にして、いかに対応するか、真価の問われる一戦だ。名古屋はあくまで攻撃的なチームだが、2試合連続で失点を喫しているだけに注意したいところである。(totoONE編集部)

■名古屋予想スタメン
4-4-2
GK
1 楢崎正剛
DF
14 田鍋陵太
2 大武峻
4 田中マルクス闘莉王
15 本多勇喜
MF
38 枝村匠馬
13 磯村亮太
8 ダニルソン
10 小川佳純
FW
16 ケネディ
11 玉田圭司

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