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『キャプテン翼展』が14日から開催…作者・高橋氏「33年の歴史が詰まっている」

2014.06.13

披露された巨大イラストと作者の高橋陽一氏 (C)高橋陽一/『ボールはともだち。キャプテン翼展』実行委員会

 人気サッカーマンガ『キャプテン翼』の展覧会である「ボールはともだち。キャプテン翼展」の開催を前に、13日に内覧会が会場である上野の森美術館で行われた。

 同イベントは、高橋陽一氏の描く『キャプテン翼』のこれまでの歴史を振り返りつつ、200点以上の原画や、イベントに向け高橋氏が特別に作成した描き下ろし巨大イラスト、マンガの舞台である南葛市のジオラマなど様々な展示があり、6月14日から7月6日までの間、開催される。

 内覧会では展示の目玉の1つである、描き下ろしの巨大イラスト「大空翼 オーバーヘッドキック2014」の除幕式が行われ、作者である高橋氏が出席した。高橋氏は「(連載開始から)翼33年の歴史がぎゅっと詰まっている展覧会になっていると思っています。ご来場いただいた皆さんがちょっとでも元気になって、『がんばろう』という気持ちになって、会場を後にしていただければ嬉しいなと思っています。ワールドカップ期間中なので、日本代表を応援しながら展覧会も応援していただければと思います」と来場を呼び掛けた。

 縦3メートル、横2.2メートルの巨大イラストについては、「日本もワールドカップに出場するということで活躍を願い、誰かがこうやって決めてくれればと思い描きました。翼のオーバーヘッドキックもこれだけの大きさのものを描くのも初めてだったので苦労しました」とコメントしている。

 いよいよ開幕したブラジル・ワールドカップに出場する各国代表で、『キャプテン翼』の影響を受け、サッカーを始めたと語る選手も多いが、「自分は世界に出ていく作品になるとは考えていなくて。それが世界的にも認められたことは非常に嬉しいですし、自分のサッカー観は間違っていなかったという自信にもなっています」と、自身の作品が世界的なものになっていることを喜んだ。

 展覧会では前述の原画や巨大イラスト、ジオラマ以外にも、マンガの中でバルセロナに入団した大空翼が、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシやMFアンドレス・イニエスタらの等身大パネルとともに並ぶ「翼inバルセロナコーナー」や、現役Jリーガーやイニエスタが『キャプテン翼』の思い出を語る映像紹介、実際にボールを蹴ることができるアトラクション、翼の等身大フィギュアなどが展示されている。

「ボールはともだち。キャプテン翼展」は6月14日から7月6日まで、期間中無休で、上野の森美術館で開催される。

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