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奈良育英がPK戦の末、4大会ぶり全国勝利! 矢板中央は後半ATに劇的同点弾も、選手権初戦で姿を消す

13時間前

 第104回全国高校サッカー選手権大会・1回戦が29日に行われ、矢板中央(栃木)と奈良育英(奈良)が対戦した。

 3大会連続15回目の出場となる矢板中央と、5大会連続18回目の出場となる奈良育英のゲームは、16分に動く。奈良育英はゴール前でセカンドボールを拾った建部皓介が右足を振り抜くが、シュートはGK金沢楓に阻まれる。だが、このプレーで右コーナーキックを獲得すると、ファーサイドを目掛けたボールを西村優士が頭で折り返し、建部皓介がヘディングシュート。ここは相手のゴールカバーに阻まれたが、こぼれ球を横田陽人が押し込んだ。

 だが、矢板中央も即座に反撃へ転じる。20分、皆川北斗からの鋭い縦パスを平野巧が収めると、うまく反転してドリブルをスタート。ペナルティエリア内まで持ち運ぶと、自ら左足でゴールネットを揺らし、試合は振り出しに戻った。

 その後は両チームともに悪くないシーンを作ったものの、1-1のままハーフタイムに突入。後半に入ると、60分に次の1点が生まれる。奈良育英が攻撃へ移った中、ゴール前でセカンドボールを拾った福西恭英が、ワントラップから冷静にボックス左へ繋ぐ。最後は柑本凛伍が右足でねじ込み、奈良育英が勝ち越しに成功した。

 このまま後半アディショナルタイムに入ったが、矢板中央はこのまま試合を終わらせはしない。右サイドからのクロスボールをアクバル・エレンがボレーで狙うと、GK内村篤紀に弾き出されたこぼれ球を竹内麻廷有主が押し込む。矢板中央が土壇場で同点に追いついた。

 決着はPK戦に委ねられると、両校のGKが躍動し、5人目までが終わった時点で2-2とイーブンの状況。先攻の奈良育英は6人目の堀大輔が成功させると、後攻の奈良育英では値千金の同点弾を奪った竹内麻廷有主が登場。しかしながら、シュートは枠を捉えきれず、ゲームセット。奈良育英が4大会ぶりに全国での1勝を手にした。

 試合はこのままタイムアップ。奈良育英は第100回大会以来の初戦突破を成し遂げた。勝利した奈良育英は31日、山形明正(山形)vs大分鶴崎(大分)の勝者と対戦する。

【スコア】
矢板中央 2-2(PK戦:2-3) 奈良育英

【得点者】
0-1 16分 横田陽人(奈良育英
1-1 20分 平野巧(矢板中央
1-2 60分 柑本凛伍(奈良育英
2-2 80+4分 竹内麻廷有主(矢板中央

By サッカーキング編集部

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