2018.12.21

<秋田商>県14年ぶりの“全国1勝”へ 破壊力ある左足と速さ備えたFW長谷川に注目【選手権出場校紹介】

秋田商FW長谷川悠 [写真]=吉田太郎
育成年代を中心に取材活動を展開。

 全国最多44回目の選手権出場を果たした秋田商には、“隠れた”注目ストライカーがいる。1トップを務めるFW長谷川悠(3年)は、身長167センチと小柄で全国的にも無名の存在だが、非常にパンチ力のある左足とスピードの持ち主。全国大会でブレイクしてもおかしくないだけの力がある。

 県予選準決勝の新屋戦ではインパクト十分の活躍。前半30分に衝撃的な左足の無回転ミドルで先制点を決めると、その直後にはショートカウンターからスルーパスで抜け出して左足で2点目のゴールを決めた。さらに延長戦前半にはFW鈴木宝主将(3年)との“ホットライン”を開通させ、左サイドからのロングクロスで決勝点を演出。決勝戦では得点こそ奪うことこそできなかったが、左足ミドルや献身的な守備でチームを引っ張った。

 小林克監督は長谷川について「スピードは(プリンスリーグ)東北で通用した」という。加えて力が入ってなかなか良いボールを蹴れていなかったシュートが、練習を重ねるうちに向上。本人が「試合では普段の練習で打たないようなシュートが結構ある。(だから)色々なシチュエーションでのシュートを自主練してきた」と説明するシュートの一つが無回転ミドルで、それが予選の大一番で出た形となった。

 卒業後は東京の大学に進学予定。「全国の中でもできるように練習してきた」というのも全国大会での活躍だけでなく、将来を見据えてのことだ。そして、今は普段の練習、自主練を通して全国で通用するだけの力を身に着けることができたと実感している。

 全国ではチームを勝たせる。秋田県勢は04年度大会1回戦で秋田商が益田(島根)に2-0で勝ったのを最後に13年連続初戦敗退中。秋田商も前回大会で神村学園(鹿児島)に0-1で敗れたのを含めて初戦8連敗中だ。

 だからこそ、長谷川は「自分のいいところを出して、秋田県はずっと勝てていないですけれども勝てるように頑張りたい」と意気込む。選手、スタッフ全員が全国1勝へ一丸。伝統の走力と昨年完成した人工芝グラウンドで磨いた技術、そしてエースの左足とスピードで白星をもぎ取る。

取材・文=吉田太郎

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