横浜と浦安の一戦は接戦となった [写真]=SHOKO
6月6日、神奈川県・横浜武道館で行われたメットライフ生命Fリーグ2025-2026 第2節でY.S.C.C.横浜とバルドラール浦安が対戦した。どちらも開幕戦では勝利を収めており、連勝を目指し熱戦を繰り広げた。
ホーム開幕戦を迎えたYS横浜は、矢澤大夢や北野聖夜、新加入の白方秀和を負傷で欠きながらも主将の高橋響や安井嶺芽、小林拓夢・歩夢兄弟に加え、野尻大和や特別指定選手の多田龍心ら若手もピッチで躍動する。対する浦安は44歳のGKピレス・イゴールがゴールマウスをしっかりと守り、昨シーズンまで培ってきた経験やチームワークを生かして試合の中で修正しながら攻撃の厚みを増した。しかし、なかなかスコアは動かず0-0で第1ピリオドを折り返すと、第2ピリオドでも無得点の状況が長くつづく。どちらに転んでもおかしくない状況の中、残り49秒でPKを得た浦安はこれを本石猛裕が落ち着いて決め、待望の先制点。YS横浜は直後にパワープレーを開始するが、得点にはつながらず1-0で浦安が勝利を収めた。
2シーズンぶりにYS横浜で指揮を執る鳥丸太作監督は「楽しんでいる」としながらも「今日勝てれば、もう一皮剥けたはず」と悔しさもにじませる。以前のチームにも「ボールを持ちながら優位性を作り、相手のディフェンスを壊していく」と目指すフットサルを伝えていたが、選手が自立する環境を作るまでには至らず、やり残した気持ちを抱えての退任だった。昨シーズンはフウガドールすみだでコーチを務め、岡山孝介監督の元で戦術面やチームマネジメントについて新たな発見があったと話す。シーズン序盤のチームづくりについて「けが人待ちのところもある」としながらも「ベンチを見てもらえば分かるとおり、みんなで戦って一体感を持てている。目指すグループづくりは順調に進んでいる」と手ごたえをのぞかせた。
ディビジョン2のエスポラーダ北海道から新加入の木村優太は、チームへの思いを残しながらも移籍を決断。その理由を「道民として、降格に関わった一員として、責任はあるし、いつかは貢献したいと思っているが、そこは一度ベテラン選手たちに任せ、自分自身が成長してステップアップしたいと思っている」と話す。負傷の影響で始動に後れを取ったが「鳥丸監督のフットサルはやりたいフットサルだったし、とても楽しい」と木村。「まだ慣れていないところもあるので、早く順応したい。フリーランやボールのないところでの動きも求められていると思う。周りから見たらうまい選手でも目立つ選手でもないかもしれないが『チームに1人はいてほしい』といった存在になりたい」と展望を語った。
接戦を無失点で終えた浦安のGKピレス・イゴールは「YS横浜は開幕戦で、モチベーションが高かったと思う。本当に本当に難しい試合だったが、一番大事なのは結果なので、ギリギリでも勝ててよかった」と安堵の表情を見せる。昨季大きな得点源となったGK攻撃の回数は減っているが「試合が苦しくなったときのために準備をしておく必要がある」とし「僕にとっては(攻撃も)すごく楽しい。自分が上がって、ひとつミスをしたら失点をするかもしれない。緊張感やプレッシャーはあるけど、チームの助けになったらすごくうれしい」と話す。「去年優勝したことで、今年はもっと難しくなる。でも、それはとてもいいチャレンジ。(年齢もあり)いつまでプレーできるか分からないから、常に100%を出したいし、サポートしてくれるみんな、家族、そして自分のためにもう少し、最後までいいプレーをしたい」と思いを語った。
取材・文=SHOKO
By サッカーキング編集部
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