先制点を上げた井手口[写真]=AFC via Getty Images
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)・リーグステージ第5節が26日に行われ、ヴィッセル神戸はアウェイで上海申花(中国)と対戦した。
神戸は4試合が消化したACLEで3勝1敗の現在1位。前節は蔚山HDとの対戦でジェアン・パトリッキのゴールを守り抜き、1-0で勝利を収めている。今節は大迫勇也を最前線に据え、2列目には右から佐々木大樹、井出 遥也、汰木康也を配置する4-2-3-1のシステムで上海申花との一戦に臨んだ。
序盤はホームの上海申花が主導権を握り、左サイドから攻撃を展開。至近距離でシュートを打たれる場面があったものの、神戸のGK権田修一が間合いを詰め、冷静に対応する。神戸はセットプレーから立て続けにピンチに陥るが最後のところで体を張り、ゴールは許さない。
すると23分、神戸はこの試合最初のチャンスを作り出す。右サイドから攻撃を組み立て中央へクロス。汰木はフリーでヘディングシュートを放つが、枠を捉えることはできない。徐々にリズムを掴み始めた神戸は33分、先制に成功する。敵陣ペナルティーエリア内で細かいパスをつなぐと、最後は井手口陽介がネットを揺らした。
その後もクロスを駆使し、上海申花の守備陣を揺さぶり続ける神戸は、39分に大きな追加点を挙げる。CKでショートコーナーを選択すると、鋭いクロスを送る。そこに山川哲史がヘディングでコースを変えると、ボールはそのままゴールに吸い込まれた。
2点のビハインドを負った上海申花は66分、サウロ・ミネイロが抜け出し、独走状態からネットを揺らしたものの、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の結果、本多勇喜の競り合いでファウルが取られ、得点は無効となる。神戸はボールを保持しながら、時計の針を進めつつ、試合終盤は上海申花の攻撃をはね返し続ける。
このまま試合は終了し、前半のリードを保ったまま、神戸が敵地で2-0で勝利。勝ち点を「12」に伸ばした。次戦、上海申花は12月10日にサンフレッチェ広島と、神戸は9日に成都蓉城足球倶楽部(中国)とそれぞれ対戦する。
【スコア】
上海申花 0-2 ヴィッセル神戸
By サッカーキング編集部
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