同点弾を上げた加藤(右)[写真]=AFC via Getty Images
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)・リーグステージ第5節が25日に行われ、サンフレッチェ広島(広島)はアウェイで成都蓉城足球倶楽部(中国)と対戦した。
広島は4試合が消化したACLEで2勝1分1敗。前節の江原FC(韓国)戦では退場者を出しながらも加藤陸次樹の得点を守り抜き、1-0で勝利を収めている。今シーズンの終盤戦、4つの大会を戦っていた広島は、2025JリーグYBCルヴァンカップで準優勝に終わり、天皇杯では準決勝で姿を消すことになった。しかし、ACLEでは上位につけており、成都蓉城戦は勝てば暫定首位に上がる重要な試合となる。
試合はホームの成都蓉城が主導権を握る展開となるが、広島が39分にチャンスを作り出す。ジャーメイン良が右からマイナスのクロスを送り込むと、そこに右ウィングバックの中野就斗が走り込み、ダイレクトシュートを放つ。43分にも、右サイドから攻撃を繰り出すが、最終的に成都蓉城の守備陣が体を張ったディフェンスで対抗する。
スコアレスで試合を折り返すと、広島は46分にビッグチャンス。田中聡のクロスにジャーメイン良が頭で合わせるも、成都蓉城のGKジャン・タオが手を伸ばし、ゴールを死守する。しかし、直後に荒木隼人がティム・チョウをペナルティエリア内で倒したと判定され、PKを与えてしまう。このPKをフェリペ・シウヴァがゴール左側に蹴り込み、成都蓉城が先制する。
迎えた63分、加藤陸次樹が途中投入直後に結果を残す。左からのクロスが中村草太にボールが渡ると、シュートキャンセルをして、加藤にパス。フリーの加藤は冷静にゴールに流し込み、広島が同点に追いつく。その後もボールを支配し、ゴールに迫り続けるが追加点とはならず。このままタイムアップの笛が鳴り、1-1で痛み分けで終わった。
次戦、成都蓉城は12月9日にヴィッセル神戸と、広島は12月10日に上海申花(中国)とそれぞれ対戦する。
【スコア】
成都蓉城足球倶楽部 1-1 サンフレッチェ広島
【得点者】
1-0 54分 フェリペ・シウヴァ(PK/成都蓉城足球倶楽部)
1-1 63分 加藤陸次樹(サンフレッチェ広島)
By サッカーキング編集部
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