同点弾を挙げた望月[写真]=兼子愼一郎
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)・リーグステージ第1節が16日に行われ、FC町田ゼルビアはホームでFCソウルと対戦した。
町田は2024明治安田J1リーグを3位で終えたことで、2025-26シーズンのACLEの出場権獲得。昨シーズンは初のJ1挑戦となったものの、序盤戦から好位置をキープすると、最終局面までリーグ優勝争いを演じた。今シーズンも9戦負けなしを記録するなど、優勝戦線に浮上している。
初のアジアでの戦いに黒田剛監督はいつも通りの3-4-2-1を採用した一戦で、序盤は緊迫した展開で進んでいく。徐々に町田がボール保持する時間帯が増え始めると、31分に相馬がペナルティエリア内でボールを拾い右足でシュート。カーブのかかった一振りは惜しくもGKチェ・チョルウォンに触られ、ポストに直撃する。
迎えた38分、町田がピンチが訪れる。林幸多郎がチェ・ジュンの抜け出しをペナルティエリア内で倒してしまい、FCソウルにPKが与えられる。しかしオンフィールド・レビューの結果、PKは取り消しに。町田は事なきを得る。その後、両チームとも決定機は創出できず、スコアレスで試合を折り返す。
後半に入り59分、町田の楔のパスを奪ったFCソウルがカウンターを発動。サン・モー・リーがボールを運び、右サイドに流れたジェシー・リンガードへパス。リンガードはグラウンダーのクロスを送ると、マルコ・ドゥガンジッチがシュートを決め切り、FCソウルが先制に成功する。
同点に追いつきたい町田は、林幸多郎のロングスローから反撃を糸口を探す。相馬勇紀やイブラヒム・ドレシェヴィッチがシュートを放つが、FCソウルのゴールを脅かすまでには至らない。すると、80分に町田が同点ゴール。左サイドからのクロスに藤尾翔太が合わせると、そのこぼれ球を望月ヘンリー海輝が押し込み、1-1に追いつく。
89分にはミッチェル・デュークのクロスを藤尾が落とし、西村拓真がシュート。途中出場の前線のフレッシュな選手を中心に逆転を目指す。その後はオープンな展開が続き、チャンスを作るも追加点は奪えず。1-1の痛み分けで試合は終了した。
町田は次節、30日に敵地でジョホール・ダルル・タクジムFC(マレーシア)と対戦する。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト