日本代表のGK大迫敬介 [写真]=兼子愼一郎
MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023が13日に開催され、日本代表はカナダ代表を4-1で下した。試合後、GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)が取材に応じた。
試合はキックオフ直後、ペナルティエリア手前でボールを拾った田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)がミドルシュートを放つと、相手の股下を抜けた一撃がディフレクションしてゴールに吸い込まれる。日本代表は幸先良く先手を取ったが、22分にはアルフォンソ・デイヴィス(バイエルン/ドイツ)の突破を防ごうとした大迫がボックス内で引っ掛けて倒す形となってしまい、PKを献上した。
「飛び出したタイミングでは、絶対自分が先に触れるような感覚で出たのですが、相手のスピードは自分の思っていた以上でした」。この言葉通り、大迫はPKを与えたシーンでA・デイヴィスの一瞬のスピードに驚かされる結果となった。だが、レフェリーの判定そのものには納得しており、既に頭はPKを止めることへと切り替えられていたのだろう。「自分の中ではVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が入った時点でPKだろうなっていう感覚があったので」と冷静に振り返ったように、オンフィールドレビューのチェック中には「頭の中でタイミングを整理していた」のだ。
結果的にはジョナサン・デイヴィッド(リール/フランス)がゴール中央真下を目がけて放ったキックに対して、横へ飛んでいた大迫が足を残してビッグセーブ。自身が与えたPKを自身のセーブで帳消しにした。頭の切り替えは完了していたことから「落ち着いてゴールに入ることができました」と話しており、「相手の動きを最後まで見て、我慢した結果かなと思います」と胸を張る。A・デイヴィスの一瞬のスピードを体感し、1度はPKを与えながらも、即座にセーブして挽回したことから、「良い経験という風に言っていいのかはわからないですが、ピッチ上であのような感覚を覚えられたのは大きいと思います」と語った。
この大迫のPKストップが試合の1つの潮目となり、再び流れを引き寄せた日本代表は、前半終了間際にオウンゴールと中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)の追加点で3点をリード。後半の立ち上がりには田中が自身2点目となるボレーシュートを叩き込み、勝利を決定的なものとした。だが、試合の“締め方”には悔いが残る結果に。88分、日本代表の右サイドを崩されると、J・デイヴィッドの折り返しに大迫が反応。弾き出したボールをデイヴィッド・ホイレット(バンクーバー・ホワイトキャップス/カナダ)に押し込まれ、最後の最後で失点を喫した。
「試合の締め方は新しく自分たちの課題となりました」と話した大迫は、自身の判断について「そのまま流していれば味方の選手がいたので」と唇を噛み、クリアしようとボールにアプローチしていた町田浩樹(ユニオン・サン・ジロワーズ/ベルギー)との連携不足を悔やんだ。「試合が終わってからすぐに話し合いました。チームメイトも自分がクリアできるとわかっていたので、『自分が声出した方が良かったね』と話しており、どっちがプレーするのかはハッキリしないといけなかったです」と、今後に向けて即座に改善できたであろう点を擦り合わせたことも明かしている。
大迫個人のパフォーマンスだけでなくチーム全体の成果に目を向けると、直近の国際Aマッチでは5試合連続4得点以上を挙げ、合計22ゴールを記録している。その対戦相手の中にはドイツ代表といった強豪も含まれており、間違いなく攻撃面での収穫は多いはずだ。エルサルバドル代表戦、ドイツ代表戦、そしてカナダ代表戦でピッチの最後尾に立っていた大迫は「スタートから出る選手はもちろんですが、途中から出る選手も含めて、誰が出ても色んなバリエーションで点を取ることができていると思います」と攻撃陣の好調の要因を分析。一方で、“守備の人”としてドイツ代表戦、カナダ代表戦と失点が続いたことから、「0で終わる試合にもっとこだらわないといけないです」と宣言した。
これで大迫は6月、9月、この10月と3シリーズ続けて初陣でゴールマウスを託されている。今回はGKシュミット・ダニエル(シント・トロイデン/ベルギー)やGK中村航輔(ポルティモネンセ/ポルトガル)が不在となり、“第2時森保JAPAN”で大迫にかかる期待は大きい。これまで日本代表に招集された際に2試合連続で出場した経験はないが、「もちろん、試合がある限りは自分が出るつもりで準備しています」と、17日に控えたキリンチャレンジカップ2023のチュニジア代表戦を見据えた。
来年1月から2月にはAFCアジアカップも控える中、この状態を維持していけば正GKの筆頭候補に名乗りを挙げることとなるだろう。だが、大迫自身は「もちろんアジアカップも見据えていますが」と前置きしつつも、最重要視しているのは代表活動での1日1日だ。「このような1つ1つの活動で、自分の存在感を示していきながら、結果を出していければと思います」と語った。
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By サッカーキング編集部
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