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【J動画特集】ユニを忘れた広島がサポーターから借りて試合に臨む

2015.06.04

 膨大なJリーグの過去映像を収録しているJリーグ動画アーカイブの中から、サッカーキング編集部が厳選した5つのカテゴリーに分けて、5本の映像をお届けすることとなった。ここでは「Jのトンデモ事件」の中から、あえて一つを選んでみた。

 20年余りも歴史を刻めば、いろいろなことが起きるもの。Jリーグ動画アーカイブでは様々な珍事件やアクシデントを閲覧することもできる。

 1993年、浦和レッズがゴールに喜んでいる間にキックオフされて失点を喫してしまったこともあった。1997年、ブッフバルトが白馬に乗って登場するという度肝を抜かれる引退セレモニーもあった。現役時代にファンタスティックなプレーを見せていた名古屋グランパスのストイコビッチ監督が革靴で華麗なロングシュートを沈めたこと(退席処分になってしまったが……)も記憶に新しいところだ。

 そのいずれもが動画アーカイブには収録されているが、やはりインパクトで言えば1995年4月1日(エイプリルフールというのがまた……)に起きたサンフレッチェ広島の事件が忘れがたい。

 対戦相手は横浜フリューゲルス(1998年秋に横浜マリノスと合併)。白を基調とした1stユニフォームを持つ横浜Fに対して、遠征してきた広島が用意したユニフォームも2ndモデルの白色。アウェイということで油断していたのか、用意するべきユニフォームを用意していないことでまさかの没収試合になりかねない状況に陥った。だが、ここで遠征してきたサポーターにユニフォームを借りるというウルトラCを編み出して解決(?)。テープで背番号を急ごしらえして、何とか試合を行うことが認められた。

 もちろん時間どおりに試合開催をしないわけにはいかないがゆえの超特例措置であり、広島がJリーグから大目玉を食らったのは言うまでもない。なお、試合はMF森保一(現広島監督)らが得点を決めた広島が2-1で逆転勝利を収めている。

Jリーグ動画アーカイブ

Windows8.1もしくはXbox Oneで視聴できるJリーグの過去映像を収録したアプリ。通常のハイライトとは異なり、スーパーゴールや名場面などをピンポイントで視聴していくことができる。1993年の開幕から20年余りの蓄積を体感可能だ。

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