
[写真]=兼子愼一郎
昨年末、アジアカップに出場する日本代表のメンバーに選出されたDF昌子源が都内で開催されたナイキ主催の合同自主トレーニングに参加。柏レイソル復帰を発表したFW大津祐樹、ヘルタ・ベルリン所属のFW原口元気とともに、体幹トレーニングを行った。インテルの長友佑都選手のパーソナルトレーナーである木場克己氏を迎え、「世界で戦うための体作り」をテーマに体幹トレーニングを実施。トレーニング終了後、昌子がオフ期間のトレーニングについて語った。
——オフの自主トレ—ニングの始動はいつ頃からなのでしょうか?
昌子源 僕は他の選手と比べてすごく早いと思います。正月から2、3日は家族と過ごして、そこからチームの始動日に合わせて動き出します。体幹と筋トレを中心に取り組んで、徐々に走り込みをする。これを毎年行っています。
——早い段階から始動することには何か理由があるのですか?
昌子源 試合に出ていないのに周りと同じペースでやっていても差が埋まらないと思ったことが理由です。いつ監督にアピールしてスタメンを奪うのかとなると、チーム始動日から目立つことが大事になってくる。例えば、体力測定で他の選手より1秒でも早く走ることであったり、最後までキャンプの全メニューをケガなくこなしていったりすることがアピールにつながると思います。そのために周りより1日でも早く動き出して、チームに合流した時に全力で動ける状態にしています。
——オフのトレーニングでこだわっていることはありますか?
昌子源 体重の維持にはすごく気を付けていますね。それと筋力が衰えてきたと感じたら、すぐに筋トレを行っています。

——木場さんのトレーニングを受けた感想は?
昌子 源 僕自身も体幹トレーニングは必要だと感じていたので、すごく貴重な経験になりました。今回初めて木場さんとお会いしたのですが、トレーニングを通じてコミュニケーションがしっかり取れたことは良かったです。鹿島では(西)大伍君と面識があるそうなので、これからも一緒に木場さんのトレーニングを行いたいです。
——体幹トレーニングはいつ頃から採り入れ始めましたか?
昌子 源 2014年シーズンの半ばあたりからです。今までは体幹トレーニングを全然していなかったんですが、大伍君に「昌子は何もしなくても体幹が付いてるから、さらに追い込んだら海外で通用するよ」とありがたい言葉をいただいて、それから取り組むようになりました。

——いずれは海外のリーグに挑戦したいと考えていますか?
昌子 源 僕はあまり海外志向ではないですね。ただ、海外の選手と戦ってみたいという意思は段々強くなっています。今年はACL(AFCチャンピオンズリーグ)もありますし、代表ではアジアカップがあるので、さらに海外に対しての意識は強くなっていくと思っています。
——外国人選手と日本人選手とのフィジカルの違いは感じますか?
昌子 源 Jリーグのブラジル人選手は腕一本で僕のことを抑えてきます。日本人だと体全体を使って抑えてきますけど、ブラジル人は手だけでガッと抑える力がある。チームメートのダヴィやマルキーニョス(ヴィッセル神戸)といったブラジル人選手は相当強いです。

——そういう選手を抑えるために必要なことは?
昌子 源 まずは倒れないことが大前提ですが、フィジカル勝負を挑んでも勝てないので、僕はボールに集中しています。ボールに触ればファウルにはならないですし、ディフェンスとしてはゴールから離れさせることが大事になる。だから、誰が相手であろうとボールをすごく意識しています。もちろんゴール前では体の強さが大事になりますけど、サイドにつられた時の一対一では先にボールを触るなど、技術的なことが求められてきます。僕はそういうこともこなせるオールラウンダーな選手になりたい。極端に言うと、横68メートルを一人でカバーリングができるようになりたいと思っているんで(笑)。
——2015年の意気込みをお願いします。
昌子 源 鹿島では4冠が目標です。昨年はJリーグアウォーズで優秀選手に選ばれましたが、今年はベストイレブンにも選出されるように頑張りたいと思います。