ドイツ代表のレジェンドであるネッツァー氏 [写真]=Bongarts/Getty Images
現在、ブラジル・ワールドカップ本大会に向けた直前合宿をおこなっているドイツ代表。しかし、大会出場が絶望となったレヴァークーゼンMFラース・ベンダーをはじめ、バイエルンGKマヌエル・ノイアー、同DFフィリップ・ラーム、同MFバスティアン・シュヴァインシュタイガーなど、チームの核となる選手たちは負傷のため、依然としてチーム練習に参加できていない。そのためドイツ国内には悲観論が広まりつつある。
しかしこれに異を唱える人物がいる。1970年代にボルシアMGの黄金期を築いた1人、往年の名選手ギュンター・ネッツァー氏だ。
大衆紙『ビルト』によると、同氏は「もちろん現在のけが人が多い状況は決して理想的なものではない。ヨアヒム・レーヴ監督は困難と戦っている最中だ」と前置きしながらも「ネガティブになるのは早すぎる」としている。
「しかし今の段階で破滅的な気分になるのは、私は間違いだと思う。難しい状況でもキャラクターを出せるのが我々の強みだったはずだ。それが今試されている。選手たちはコンディションを上げ、チームに貢献できるよう全ての力を出しきらなければならない。例え現在の状況は楽観的なものではないとしても、以前と変わらず私は選手たちを信頼している」と続け、本大会での“ゲルマン魂”発揮に期待を寄せた。