リヴァプールの副官ハイティンハ氏、正式監督としてアヤックス復帰が決定

　アヤックスは31日、ヨン・ハイティンハ氏の監督就任を発表した。

　現在41歳のハイティンハ氏は、現役時代にDFとして活躍し、2001年にアヤックスでプロデビュー。アトレティコ・マドリード、エヴァートン、フルアム、ヘルタ・ベルリンでもプレーし、2016年にアヤックスで現役を引退した。

　その後、アヤックスの下部組織で指導者として経験を積み、2023年1月から同年6月にかけてはトップチームの暫定監督を務めた。

　2023－24シーズンはウェストハムでデイヴィッド・モイーズ監督のアシスタントコーチを務めると、今季からリヴァプールでアルネ・スロット監督のアシスタントコーチに就任。同クラブのプレミアリーグ制覇に陰ながら貢献した。

　リヴァプールとヘイティンハ氏の契約は2027年夏まで残っていたようだが、古巣からのオファーを受けるためにプレミアリーグ王者から去る決断を下した。アヤックスと2027年夏までの契約を結んだハイティンハ氏はクラブ公式サイトを通じて、次のように意気込みを示した。

「開幕するのが信じられないほど楽しみだ。イングランドでのこの数年は、私にとって大きな収穫だった。デイヴィッド・モイーズ氏やアルネ・スロット氏とともにさらに成長することができたし、2大クラブの舞台裏も見ることができた。監督として続ける準備はできており、アヤックスでその機会を与えられたことを光栄に思う」

　オランダ屈指の名門アヤックスでは、2024－25シーズンからイタリア人指揮官のフランチェスコ・ファリオーリ監督がチームを率いていた。3シーズンぶりのエールディヴィジ奪還に近づいたものの、終盤にまさかの大失速。宿敵PSVにかわされて2位でシーズンを終え、先日にファリオーリ監督が退任していた。