2018.11.22

レンタル先でブレイク中…新たなクラブで成功を勝ち取った選手たち

マテオ・コヴァチッチ、ラウール・ヒメネス、アンドレ・シウヴァ、ジオヴァニ・ロ・チェルソ、ゴンサロ・イグアイン、マッテオ・ポリターノ、パコ・アルカセル、アクラフ・ハキミ、ルカ・ヨビッチ、リース・ネルソン
今季レンタル先でブレイクを遂げた選手たち [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 欧州4大リーグはシーズン開幕から約3カ月が経過した。新天地で活躍する選手のなかには、期限付きの移籍組も少なくない。様々な理由で古巣を飛び出し、新たなクラブで成功を勝ち取った10人のレンタル選手を紹介する。

写真=Getty Images

■マテオ・コヴァチッチ(24歳/MF/クロアチア代表)

マテオ・コヴァチッチ

現所属:チェルシー
レンタル元:レアル・マドリード
今季リーグ戦成績:10試合0得点1アシスト

 昨季はレアル・マドリードでCL優勝、クロアチア代表ではW杯2位だった。だが、両チームともに控えに回ることが多く、直談判の末にチェルシーへレンタル移籍。現在はコンスタントに出場機会を得ているように、この決断は吉と出ている。自身が課題に挙げる“得点力”を向上できれば、選手としてもう一皮むけることができるはずだ。

■ラウール・ヒメネス(27歳/FW/メキシコ代表)

ラウール・ヒメネス

現所属:ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ
レンタル元:ベンフィカ
今季リーグ戦成績:12試合3得点4アシスト

 今夏、ベンフィカからのレンタルで加入。これがプレミア初挑戦となる。しかし、メキシコ代表の一員としてロンドン五輪優勝を果たしたように、英国は相性の良い国のようだ。ここまでリーグ戦全12試合でスタメン出場を果たし、3得点4アシストを記録。チーム総得点(12)の約58%に関与している。ピッチ上のいたるところでハードワークを続ける姿も、地元サポーターから高く評価されている。

■アンドレ・シウヴァ(23歳/FW/ポルトガル代表)

アンドレ・シウヴァ

現所属:セビージャ
レンタル元:ミラン
今季リーグ戦成績:11試合7得点0アシスト

 昨季、鳴り物入りで加入したミランでは、リーグ戦22試合でわずか2得点。しかし、今季セビージャでは開幕7試合で7得点を挙げて、すぐに名誉を挽回してみせた。ポルトガル代表でも、ロシアW杯以降の5試合で3得点をマーク。「クリスティーノ・ロナウドの後継者」という評判に相応しいパフォーマンスを見せている。

■ジオヴァニ・ロ・チェルソ(22歳/MF/アルゼンチン代表)

ジオヴァニ・ロ・チェルソ

現所属:ベティス
レンタル元:パリ・サンジェルマン
今季リーグ戦成績:9試合1得点1アシスト

 パリ・サンジェルマンでは、トーマス・トゥヘル新監督の信頼を得られなかったが、ベティスのキケ・セティエン監督はパス能力に優れ、ドリブルでボールを運ぶこともできる彼を重用。ELで3試合連続ゴールをマークするなど、本人も指揮官の期待に応えている。来季のEL出場権確保で保有権の買い取りが義務付けられていたが、ベティスはその条件達成の如何に関わらず、完全移籍を実現させたいようだ。

■ゴンサロ・イグアイン(30歳/FW/アルゼンチン代表)

ゴンサロ・イグアイン

現所属:ミラン
レンタル元:ユヴェントス
今季リーグ戦成績:10試合5得点1アシスト

 今夏、ユヴェントスに復帰したレオネルド・ボヌッチとのトレードという形でミランにレンタル移籍。屈辱的な仕打ちを受けたが、新天地でも衰え知らずの得点力を発揮している。ただ、古巣戦となった第12節にはPK失敗に加えて、退場処分を受けるなど、チームに大きな迷惑をかけた。それでも、名門復活には新エースの活躍が欠かせない。ゴールという結果でミラニスタを納得させられるか。

■マッテオ・ポリターノ(25歳/FW/イタリア代表)

マッテオ・ポリターノ

現所属:インテル
レンタル元:サッスオーロ
今季リーグ戦成績:12試合2得点2アシスト

 今夏、サッスオーロからのレンタルでインテルに加入すると、すぐさま“スパレッティ・サッカー”に不可欠な人材となった。右サイドを主戦場に、縦への突破やカットインからのシュートなど多彩なプレーを披露。チームの攻撃に新たなバリエーションを提供した。今月20日に行われたアメリカ代表との国際親善試合では、後半アディショナルタイムに代表初ゴールをマーク。さらにその評価を高めている。

■パコ・アルカセル(25歳/FW/スペイン代表)

パコ・アルカセル

現所属:ドルトムント
レンタル元:バルセロナ
今季リーグ戦成績:6試合8得点0アシスト

 25歳のスペイン人FWが求めていた“幸せ”はドイツにあった。ブンデスリーガデビューからの6試合で8得点。しかも、わずか236分の出場時間で成し遂げた。今季のレンタル移籍組で最も大きな成功を収めた選手と言えるだろう。ドルトムントは今冬にも買い取りオプションを行使する考えだという。

■アクラフ・ハキミ(20歳/DF/モロッコ代表)

アクラフ・ハキミ

現所属:ドルトムント
レンタル元:レアル・マドリード
今季リーグ戦成績:7試合1得点3アシスト

 マルセロとダニエル・カルバハルが控えるレアル・マドリードでは出番が限られるため、ドルトムントにレンタル移籍。左右のサイドバックをこなせるユーティリティ性はもちろんのこと、リーグ戦とCLですでに6アシストを記録するなど、攻撃面でもチームに貢献している。レンタル期間は2年間だが、今のパフォーマンスを続けていれば、武者修行は単年で打ち切られる可能性もある。

■ルカ・ヨビッチ(20歳/FW/セルビア代表)

ルカ・ヨビッチ

[写真]=Getty Images

現所属:フランクフルト
レンタル元:ベンフィカ
今季リーグ戦成績:9試合9得点2アシスト

 今季はレンタル2年目のため純粋な“新戦力”とは言えないが、ここまでの活躍は特筆に値する。ブンデスリーガ第8節のデュッセルドルフ戦では1試合5ゴールと大暴れ。ここまで9得点はリーグ単独トップの数字になる。さらに、ヨーロッパリーグでも4試合で3ゴールと見事な結果を残している。驚異の得点力を誇るストライカーには、リヴァプールやバルセロナなどが関心を寄せているとされ、ポルトガルに復帰することなく、さらなるステップアップを果たすかもしれない。

■リース・ネルソン(18歳/FW/U-21イングランド代表)

リース・ネルソン

現所属:ホッフェンハイム
レンタル元:アーセナル
今季リーグ戦成績:7試合6得点0アシスト

 昨年8月にアーセナルでトップチームデビューを飾ったばかりだが、さらなる成長を求めて海外移籍を決断した。するとデビュー戦となったブンデスリーガ第3節のデュッセルドルフ戦で、プロ初得点をマーク。第11節終了時点でチーム最多の6ゴールを挙げて、無謀な挑戦ではなかったことを証明した。先日は、月間ベスト・ルーキーに贈られる10月の「ルーキー・アワード」を受賞した。

(記事/Footmedia)

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