マルメ戦でゴールを決め、ファンの声援に応えるベンゼマ [写真]=Real Madrid via Getty Images
レアル・マドリードに所属するフランス代表FWカリム・ベンゼマが、リヨン所属の同代表MFマテュー・ヴァルブエナを恐喝した容疑で非難を浴びている間に支えてくれたクラブに感謝を示した。フランス紙『レキップ』が報じ、大手メディア『ESPN』が8日付で伝えている。
フランス代表の同僚ヴァルブエナに対するセックステープをもとにした恐喝事件に関与した容疑をかけられていたベンゼマ。しかし、所属クラブであるレアル・マドリードは、元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏を筆頭にベンゼマを擁護する立場を明確にしていた。
『レキップ』のインタビューでベンゼマは、「もちろんクラブが擁護してくれたことは嬉しかった。しかし、ジズー(ジダン氏)に関しては、発言を聞く前に僕を擁護してくれるとわかっていた。僕らはよく話すし、頻繁に会っている。僕にとっては兄みたいなものさ」と話し、クラブに感謝の意を表明するとともに、ジダン氏への信頼を口にした。
ベンゼマは8日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節のマルメ戦でハットトリックを達成し、8-0の大勝に貢献している。試合後のインタビューでは、「今はサッカーにだけ集中している。あなた達は僕について好きなように言える。しかし僕はここで満足しているし、サッカーと支えてくれる仲間のことしか気にかけていない」とコメント。さらに、「レアルは僕を見捨てなかった。いい時も悪いときも、彼らはいつも後押ししてくれた。それは会長(フロレンティーノ・ペレス)から始まったんだ」と、クラブからの支援があったことを振り返っている。
また、同選手のチームメートである元スペイン代表DFアルバロ・アルベロアは、「彼のことはずっと知っているし、彼を信頼しているという点で我々はまとまっている。彼は素晴らしいハートを持っているし、彼となら一緒に火中の栗を拾う覚悟だってあるさ」とベンゼマへのサポートを強調している。
By サッカーキング編集部
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