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バルサ、今シーズンの全91得点のうち55%はメッシとネイマール

2015.01.27

エルチェ戦で2ゴールずつを挙げたメッシ(左)とネイマール(右) [写真]=Getty Images

 ネイマールバルセロナに入団した時、「2人の船頭(メッシネイマール)がいるとチームに問題を引き起こすかもしれない」とコメントしたのは、バルセロナで監督、選手として多くの栄光をもたらしたヨハン・クライフだった。しかし、今シーズンの2人の天才のコンビネーションを見れば、伝説のオランダ人が取り越し苦労だったことが分かるだろう。

 スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

 24日に行われたリーガ・エスパニョーラ20節で、リオネル・メッシネイマールのゴールを2アシストした。アルゼンチン人がアシストして、ブラジル人が得点を決める。今シーズンの風物詩になりつつある。この2人のコンビネーションが優れていることは、数字からも読み取ることができる。

 バルセロナは今シーズン、公式戦で91ゴールを決めているが、そのうちメッシが31ゴール、ネイマールが19ゴールを奪っている。実に2人の得点がチームの全ゴール数の55パーセントを占めている。リーガだけに目を移すと、バルセロナは54ゴールを決めており、2人のゴール数(メッシ21ゴール、ネイマール14ゴール)は実に64パーセントを占めている。どちらかの天才だけにゴール数が偏っておらず、攻撃をけん引する“2人の船頭”は共存している。

 ネイマールの19ゴールのうち、8つはメッシのアシストから生まれている。またメッシがパスを送るだけでなく、ネイマールも常にメッシを探しており、20節のエルチェ戦でネイマールが最も多くのパスを出した選手は12本でメッシだった。

 26日に記者会見に応じたネイマールは、彼が入団した当初のオランダ人の意見について、こうコメントした。

「クライフの意見は尊重する。彼はサッカー史において最も優れた選手の1人だけど、彼はその点に関しては間違えた。メッシは試合を重ねる度に理解が深まっている。彼は僕のアイドルだ」

 ネイマールは会見で「バルセロナで一時代を築きたい」と語った。メッシとともにブラジル人アタッカーはタイトル獲得することを望んでいる。

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