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リオ五輪はGS敗退…セルジオ越後氏「失敗と言わざるを得ない」「協会は東京五輪へ4年間の検証を」

2016.08.11

スウェーデンに勝利するも、グループリーグ敗退が決まったリオ五輪日本代表  [写真]=千葉格

 リオデジャネイロ・オリンピックのグループステージ第3戦が10日に行われ、日本はスウェーデンと対戦した。試合はMF矢島慎也(ファジアーノ岡山)がゴールを決め、1-0で日本が大会初勝利を収めた。しかし、同時刻に行われたコロンビア対ナイジェリアの試合でコロンビアが勝利したため、日本のグループステージ敗退が決定した。

 試合後、『サッカーキング』ではサッカー解説者のセルジオ越後氏に話を聞いた。

「結果が全て。日本はアジアチャンピオンにはなったが、力がなかったということだろう。五輪前のトゥーロン国際も結果は出せず、直前のブラジル戦は完敗で、本大会には出場しない、冨安健洋と小川航基を出した。世界を甘く見ているのではと思わせてしまうようなことだ。谷間と言われていた選手たちが、よくここまでやったと言えるようだったのが慰めの言葉ではないか」

「サッカー協会として、4年前のロンドン五輪をしっかり検証した上で、リオまでの4年間を過ごせていたのかは疑問だよ。毎回五輪への4年間が終わるとそこでリセットしてしまい、検証の積み重ねをしていないのだろう。4年前は4位だったのに今回はグループで敗退という結果は失敗と言わざるを得ないね」

「東京五輪に向けて、今回の4年間をどう検証できるか。例えばJリーグとサッカー協会で4年間の強化カレンダーを共有できるのか。次は地元開催だから、勝つ義務があると言える。サッカー協会の誰が旗頭となって、五輪代表の強化を担当するのか実務者をはっきりさせてやっていかないといかない」

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