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シンガポールでのブラジル戦に原JFA理事「日本でやるなら来なかった」

2014.08.07

JFAハウスで会見した原専務理事兼技術委員長

 7日、日本サッカー協会(JFA)は、日本代表が10月10日に「キリンチャレンジカップ2014」でジャマイカ代表と、10月14日に国際親善試合でブラジル代表と対戦することを発表した。

 同日にJFAハウスで会見した原博実JFA専務理事兼技術委員長は、2試合の選定理由についてなどを説明。9月にウルグアイ、そして今回ブラジルと、強豪国相手の対戦が決まったことに、ハビエル・アギーレ日本代表新監督は、「喜んでいた」とコメント。

 ブラジル戦を決めた理由については、「ブラジルがこの時期にアジアへ来るという情報があった。強いところとやれるということもあった」と説明すると、第三国のシンガポールで対戦することになったことについては、「日本でやる選択肢は彼らに全くなかった。日本でやるのであれば、ブラジルは来なかった。東南アジア方面でやりたいという要望が強かった。おそらくもう1カ国近隣でやるので、嫌ったんじゃないか」と、ブラジル側の要望があったことを明かした。

 また、「ワールドカップ予選が早く始まることもあり、ホームでやってアウェーへ行くことも想定される。今回はそのシミュレーションの1つとした」、「ワールドカップ予選で東南アジア辺りのチームとやることも考えられる。監督はじめ、そういうことに慣れる必要があると思った」と述べると、「アジア戦略ということもある。アルビレックスのチームも(シンガポールに)ありますし、何より新しいスタジアムができたこともあり、シンガポール側からの要望もあった。治安も良いし、日本人が多いことも踏まえた」と日本側の事情についても触れている。

 日本代表のアジアでの広報戦略については、「代表の放映権もアジアに売って、アジアの中での日本代表の価値を上げなければならない。アジアの中で日本代表のステータスを上げたい。指導者も呼んでほしいという要望もある。選手も行っている。現地で指導者講習をする交流もある。いろんな関係を持っていきたい」と現地での認知度向上を目指しているとコメント。

 新潟開催となる10日のジャマイカ戦については、「ヨーロッパはユーロ、アフリカも(ネーションズカップの)予選がある。なので、対戦相手はアメリカ大陸勢に限られる。いろいろなところとやりたいという監督の要望も踏まえて決めた。ジャマイカについてはワールドカップ予選も最後まで競っていたし、コスタリカなどとリズムも違う」と理由を説くと、新潟での開催については、「ワールドカップ予選は開催場所が限られる。こういう時期であればいろんなところでやりたいというのもある。見に来たくても、普段来られない人がいるところでやりたかった」と説明。14日のシンガポールでのブラジル戦には中3日で移動となるが、「羽田・成田経由だけじゃなく、何が一番シンプルに移動できるかを検討している」と配慮すると話している。

 今後の親善試合の方針について質問を受けると、「相手のスケジュールはある。今回はブラジルがアジアに来ると情報を得たが、そういう情報が無ければブラジルとはできない。アジアカップまで時間がないですし、9月の試合なども監督が決まる前に決めなきゃいけなかった。進めないと決まらない。監督も決まったので、今後、出来るだけ強いところ、格上とはやりたい」と見通しを語ったが、「理想はあっても相手が『来ない』と言ったらできない。監督の意向を聞いても実現する難しさはある。アウェーで試合をやりたいけど、例えば南米とやるときは、彼らがこっちに来たがる。アウェーでやれという話もたくさんあるが、アウェーだと逆にやれないという現実もある」と、マッチメイキングの難しさについても話している。

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