サッカーゲームキングジャック6月号
2016.01.06

引退の澤さんが後輩へエール「五輪で金をとってほしい」…復帰は完全否定

澤穂希 古畑星夏
『進研ゼミ+』のイベントに参加した古畑星夏さん(左)と澤穂希さん(右)
サッカー総合情報サイト

 昨年12月に現役を引退した元なでしこジャパンの澤穂希さんが6日、株式会社ベネッセコーポレーション「2016年春『進研ゼミ+』スタート記念イベント よく春”(よくばる)レッスン開講式」に出席した。

 学生をサポートする特別・赤ペンコーチに就任した澤さんは、同じく同コーチに就任したモデルの古畑星夏さんとトークセッションを行い、現役引退後としては初めて公の場に姿を現した。

 37歳という年齢を迎え、今では自らが学生を支援する立場となったが、自身の子どもの頃については「目標は高く持ってやってきましたし、とにかくサッカー選手になりたくて毎日努力して練習してきました。その時から男の子とやったり、年上の選手と毎日練習してフィジカル面やメンタル面を磨きました」と語り、練習に明け暮れた幼少期を振り返った。

 クラブ活動に励む子どもたちにとって障害となるスポーツと勉強の両立。自身はどのようにそれを乗り越えたか問われると「正直、本当に大変でした。小学校の頃から週に5日6日は練習や試合、遠征だったので、なかなか難しかった」と告白。一方で、「進研ゼミと出会って、少しの間、限られた時間ですけど、楽しく勉強させていただきました」と進研ゼミをやることで勉強を楽しむことができたと明かした。

 澤さんは当時から海外遠征や各大会への出場で2週間から1カ月ほど学校をあけてしまうことがあったという。「勉強は先輩たちとかスタッフの方に手伝ってもらったり、教えてもらったり」と具体的なエピソードを話し、家族や友人、チームメイトなど多くの人々に支えられてプロ人生を過ごせたことに感謝の言葉を口にした。

「今度は私たち進研ゼミの卒業生が特別・赤ペンコーチとして学生の皆さんをサポートできたらいい」と学生の力になりたいと話した澤さん。子どもたちが夢を叶えるためにどのような努力が必要かと問われると、「私は本当にできることはなんでもしました。とにかく日々の練習あるのみです。努力は裏切らないので。もちろん目標を達成する中で挫折もあったりしますけど、目先の結果が出なくても、最後まで諦めることなくやり続けることが大切だなと思います」と2011 FIFA女子ワールドカップ決勝のアメリカ戦など、最後まで諦めずに戦い続けた澤さんらしい回答。こうした人生の教訓とも言うべき言葉の数々に、同席していた古畑さんも「勉強になります」と感心する場面もあった。

 澤さんは特別・赤ペンコーチとして「サッカーの楽しさを学ぶ&夢をかなえる秘訣」の特別レッスンを行う予定になっている。「子どもたちに夢を与える仕事をしたい」と考えていた澤さんにとって今回の就任はいい機会となったようで「こういう形で参加させていただいて、子どもたちに伝えられればいい」とレッスンへの意気込みを語った。

 また、今後の活動については「本当に走り続けていたので、少しお休みを頂いてから今後のことはゆっくり考えていきたいと思っています。本当に子どもが大好きなので、子どもに何か…サッカーの普及はもちろん、夢を与える仕事をしたい」としばしの休養を宣言。「あとは結婚生活を充実させたい」と昨年8月から始まった新婚生活を楽しむことを目標として挙げた。

 現在、兵庫県内で第24回全日本高等学校女子サッカー選手権大会が行われている。未来のなでしこジャパンを担う女子高生に向けて「目標を達成するまでに色々なことがあると思いますが、常に目標を高く持って欲しい。私が成し遂げられなかったオリンピックの金メダルをぜひとって欲しいですね。もちろん今年のリオ(リオデジャネイロ五輪)もありますし、2020年の東京オリンピックでも頂点を目指して欲しいです」と自らの“夢”を後輩に託し、エールを送った。

 最後に「いつか現役復帰という可能性はありますか?」と問われると「それは全く考えていないです」と現役復帰を完全否定。一方で子どもについては「いずれはそういう形になればいいかなと思います」と将来の“澤2世”誕生を示唆した。数年後には母として奮闘する澤さんの姿が見られるかもしれない。

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