浦和レッズとヴィッセル神戸が対戦した [写真]=清原茂樹
明治安田生命J1リーグ第32節が12日に行われ、浦和レッズとヴィッセル神戸が対戦した。
2位の横浜F・マリノスが一足先に試合を終え、セレッソ大阪に2-0で勝利。首位の神戸は勝ち点差「2」を維持するべく、『埼玉スタジアム2002』に乗り込んだ。
神戸は20分に決定機到来。大迫勇也のスルーパスに抜け出した佐々木大樹がペナルティエリア右からゴール右下を狙ったが、惜しくも枠を捉えられなかった。37分には高い位置でボールを奪った佐々木の折り返しに大迫が合わせたものの、相手DFのブロックに阻まれた。試合はスコアレスで折り返す。
54分、浦和にアクシデントが発生。11月の日本代表に招集されている伊藤敦樹がひざを痛めてしまい、担架に運ばれてピッチを後にした。
こう着状態が続くなか、72分に神戸が試合の均衡を破る。右サイドの深い位置で獲得したセットプレーの流れで波状攻撃を仕掛け、ペナルティエリア右から初瀬亮がクロスを供給。ファーの大迫が頭で折り返し、ゴール前に残っていたマテウス・トゥーレルがヘディングシュートをねじ込んだ。
87分、浦和にビッグチャンスが訪れる。敵陣中央から中島翔哉が柔らかい浮き球をゴール前へ供給。大久保智明が左足ジャンピングボレーで合わせたものの、相手GK前川黛也のファインセーブに阻まれた。
すると後半アディショナルタイム1分、浦和が試合を振り出しに戻す。相手のクリアミスを左サイドの深い位置で拾ったホセ・カンテが、重戦車のごとく強引に中央へ突っ込む。相手に当たったボールが自分の足元にこぼれるなど運にも恵まれてゴールに近づき、ブライアン・リンセンとのワンツーパスでシュートコースを作り出す。カンテはペナルティエリア中央から右足を振り抜き、ゴール左下へと突き刺した。
しかし後半アディショナルタイム6分、神戸が勝ち越し点を獲得する。浦和は右サイドでフリーキックを獲得すると、追加点を狙うべくGK西川周作をゴール前へ送り出す。しかし、最初にボールをキャッチしたのは神戸のGK前川。前川が前方へ大きく蹴り出してカウンターに転じると、大迫が敵陣中央から無人のゴールへと正確に流し込んだ。
試合はこのまま終了し、神戸は2試合ぶりの白星で横浜FMとの勝ち点差「2」を維持した。浦和は逆転優勝の可能性が消滅した。
次節は25日に行われ、浦和はホームでアビスパ福岡、神戸はホームで名古屋グランパスと対戦する。
【得点者】
0-1 72分 マテウス・トゥーレル(神戸)
1-1 90+1分 ホセ・カンテ(浦和)
1-2 90+6分 大迫勇也(神戸)
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By サッカーキング編集部
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