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監督交代の名古屋、DF闘莉王が電撃復帰へ 新指揮官「約束が叶った」

2016.08.24

名古屋の新指揮官・ジュロヴスキー氏が闘莉王の復帰を明かした [写真]=Getty Images

 名古屋グランパスの新指揮官に就任したボスコ・ジュロヴスキー氏が23日、元日本代表DF田中マルクス闘莉王が同クラブに加入すると明かした。同選手は2010年から昨シーズンまで名古屋でプレーしており、約8カ月ぶりの復帰となる。

 名古屋は23日、GM(ゼネラルマネージャー)兼監督を務める小倉隆史氏の休養を発表。後任に決まったアシスタントコーチのジュロヴスキー氏が記者会見に出席し、闘莉王の加入を明かした。


 ジュロヴスキー監督は「一つ言いたいことがある。これは重要なことなのだが、“闘莉王選手、カムバック”。闘莉王が名古屋に戻ってくる。彼と話して、今週の金曜日(26日)に戻ってくることとなった」と、同選手が26日にチームに合流すると明かした。

「このような選手が帰ってくるというのは、今のグランパスにとって必要だと思う。彼は闘うファイティングスピリットを持った選手で、彼のような性格の選手が今のグランパスには必要だと思っている」

 2008年から2013年まで名古屋でアシスタントコーチを務めていたジュロヴスキー氏は、闘莉王との信頼関係を築き上げてきた。加入に至った経緯を問われると、「私が名古屋を離れてから3年経つが、その間もいろいろとやり取りはしていた。友人のような形で付き合っていた。最近話したのは、昨日(22日)です。以前、“私が監督としてここに戻ってくる時には、ぜひ助けてくれよ”という話は闘莉王にしていて、その約束が叶ったような形になった」と“約束”の存在を明かしている。

 今シーズンのファーストステージを14位で終えた名古屋は現在、クラブ史上ワーストとなるリーグ戦17試合勝ちなしと苦しい時期が続いている。セカンドステージは2分9敗の勝ち点2で最下位に沈み、年間勝ち点ではJ2リーグ降格圏内の16位に低迷。15位のヴァンフォーレ甲府とは勝ち点差「7」となっており、降格の危機に瀕している。

 ジュロヴスキー監督によると、闘莉王は名古屋の現状について「本当に大変、難しいな」と言っていたという。同監督は残り8試合時点での就任にあたり、「その中で5試合、6試合勝たないといけない状況、負けを許されない状況だ。ただ、“やる”と約束してくれたし、私も信じている。やはり今のグランパスでは信じることが重要。信じれば必ずできると思う」と決意を述べている。

 新体制での初陣となる次節は27日、名古屋はFC東京とのホームゲームに臨む。

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